Apple端末やその他のAndroid端末など おすすめのタブレットをご紹介します!
2025年現在、音楽教育の現場やプロの演奏家の間で、電子楽譜の導入が急速に進んでいます。
コロナ禍を経て、オンラインレッスンの普及とともに、紙の楽譜から電子楽譜への移行が加速しました。
最近では、国際コンクールでもタブレット楽譜の使用が認められるケースが増え、有名ピアニストが本番でiPad Proを使用する姿も珍しくなくなりました。
重い楽譜の束から解放され、瞬時に楽譜を検索でき、書き込みも自由自在。まさに音楽家にとって革命的なツールとなっています。
電子楽譜タブレットの選び方:失敗しない3つのポイント

画面サイズの選び方
楽譜用タブレットを選ぶ上で最も重要なのが画面サイズです。
サイズ選びを間違えると、見づらくて練習に支障が出たり、持ち運びが大変になったりします。
| 用途 | 推奨サイズ | 理由 |
|---|---|---|
| 簡単なコード譜・歌詞カード | 8〜10インチ | 軽くて持ち運びやすく、簡単な内容なら十分見える |
| 弾き語り・リードシート | 10〜11インチ | 五線譜とコードが見やすく、持ち運びも可能 |
| 本格的な譜読み・クラシック楽譜 | 11インチ以上 | 細かい音符や強弱記号まで鮮明に表示 |
| オーケストラ譜・総譜 | 12インチ以上 | A4サイズに近く、複数パートを同時に確認可能 |
| ピアノ伴奏・見開き2ページ表示 | 12.9インチ以上 | 紙の楽譜と同等の視認性を確保 |
実際のサイズ感を数値で比較すると
- A4用紙:297mm × 210mm
- 12.9インチiPad Pro:280.6mm × 214.9mm(A4より少し小さい)
- 11インチタブレット:約250mm × 170mm(B5サイズ相当)
- 10インチタブレット:約240mm × 160mm
私自身、最初は10.9インチのiPad Airを使用していましたが、細かい楽譜では少し見づらく感じることがありました。
現在は12.9インチに買い替え、紙の楽譜と大差ない快適さで練習できています。
OSの選び方(iPad vs Android詳細比較)
タブレット選びで次に重要なのがOSです。それぞれにメリット・デメリットがあります。
iPad(iOS)のメリット・デメリット

メリット
- 楽譜アプリが豊富(forScore、Piascore、Pianoscoreなど)
- Apple Pencilの書き心地が抜群
- 音楽家の使用率が高く、情報が豊富
- アプリの安定性が高い
- 中古でも価値が下がりにくい
デメリット
- 本体価格が高い(新品で7万円〜)
- アクセサリーも高額
- カスタマイズ性が低い
Android タブレットのメリット・デメリット

メリット
- 価格が手頃(3万円台から高性能モデルあり)
- 機種の選択肢が豊富
- microSDカードで容量拡張可能
- ファイル管理が柔軟
デメリット
- 対応楽譜アプリが少ない(MobileSheetsが主力)
- Piascoreが使えない
- タッチペンの反応がiPadに劣る場合がある
- 中古の価値が下がりやすい
楽譜専用として使うなら、アプリの充実度を考えるとiPadがおすすめ。
ただし、予算を抑えたい方や、楽譜以外の用途でも使いたい方はAndroidも検討価値があります。
以下の記事にタブレットで使用できるアプリをまとめてありますので、気になる方は読んでみてください。
価格帯別の選び方
予算に応じて、最適なタブレットは変わります。以下、価格帯別のおすすめをまとめました。
20万円以上(プロフェッショナル向け)
- iPad Pro 13インチ (M4):最高峰の性能と画面品質
- 演奏会での使用や、動画編集なども行う方向け
10〜20万円(本格派向け)
- iPad Pro 11インチ (M4):高性能をコンパクトに
- iPad Air 13インチ (M3):大画面で高コスパ
5〜10万円(スタンダード)
- iPad Air 11インチ:バランスの取れた定番モデル
- Galaxy Tab S9+:Android最高峰
5万円以下(コスパ重視)
- Xiaomi Pad 6/7:驚異的なコスパ
- Fire HD 10:最安値クラス
電子楽譜タブレットおすすめ機種15選
早速、電子楽譜用のタブレットおすすめの紹介をしていきます。
| 品名 | 商品リンク | 画面サイズ/解像度 | 重量 | メモリ/ストレージ | 対応ペン | 価格帯 (セール時含む) | おすすめ度 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ■ 12インチ以上の大画面タブレット | ||||||||
| iPad Pro 13インチ (M4) | ![]() |
Amazon
楽天 Yahoo | 13インチ 2752×2064 | 444g〜446g | 8GB/256GB〜 | Apple Pencil Pro Apple Pencil (USB-C) | ¥254,800〜 | ★★★★★ |
| Galaxy Tab S10 FE+ | ![]() |
Amazon
楽天 Yahoo | 13.1インチ 2880×1800 | 664g | 8GB/128GB | Sペン付属 | ¥79,800〜 | ★★★★☆ |
| Galaxy Tab S9+ | ![]() |
Amazon
楽天 Yahoo | 12.4インチ 2800×1752 | 628g | 12GB/256GB | Sペン付属 | ¥99,800〜 | ★★★★☆ |
| Lenovo IdeaTab Pro 12.7 | ![]() |
Amazon
楽天 Yahoo | 12.7インチ 2944×1840 | 620g | 8GB/256GB | スタイラスペン | ¥52,800〜 | ★★★★☆ |
| Surface Pro 9 | ![]() |
Amazon
楽天 Yahoo | 13インチ 2880×1920 | 879g | 8GB/128GB〜 | Surface Pen対応 | ¥148,280〜 | ★★★☆☆ |
| ■ 10〜11インチの標準サイズ | ||||||||
| iPad Pro 11インチ (M4) | ![]() |
Amazon
楽天 Yahoo | 11インチ 2420×1668 | 579g〜582g | 8GB/256GB〜 | Apple Pencil Pro Apple Pencil (USB-C) | ¥141,900〜 | ★★★★★ |
| iPad Air 11インチ (M3) | ![]() |
Amazon
楽天 Yahoo | 11インチ 2360×1640 | 462g | 8GB/128GB〜 | Apple Pencil Pro | ¥98,800〜 | ★★★★★ |
| iPad Air 10.9インチ (第5世代) | ![]() |
Amazon
楽天 Yahoo | 10.9インチ 2360×1640 | 670g | 8GB/64GB〜 | Apple Pencil 2 | ¥84,800〜 | ★★★★☆ |
| Xiaomi Pad 7 | ![]() |
Amazon
楽天 Yahoo | 11.2インチ 3200×2136 | 500g | 8GB/128GB〜 | スタイラスペン対応 | ¥49,980〜 | ★★★★☆ |
| Xiaomi Pad 6 | ![]() |
Amazon
楽天 Yahoo | 11インチ 2880×1800 | 490g | 6GB/128GB〜 | スタイラスペン対応 | ¥42,800〜 | ★★★★★ |
| iPad (第10世代) | ![]() |
Amazon
楽天 Yahoo | 10.9インチ 2360×1640 | 477g | 4GB/64GB〜 | Apple Pencil 1 | ¥68,800〜 | ★★★☆☆ |
| OPPO Pad Air | ![]() |
Amazon
楽天 Yahoo | 10.36インチ 2000×1200 | 440g | 4GB/64GB〜 | スタイラスペン対応 | ¥37,800〜 | ★★★☆☆ |
| Fire HD 10 | ![]() |
Amazon
楽天 Yahoo | 10.1インチ 1920×1200 | 434g | 3GB/32GB〜 | スタイラスペン対応 | ¥12,980〜 | ★★☆☆☆ |
| ■ その他の注目モデル | ||||||||
| iPad mini (第7世代) | ![]() |
Amazon
楽天 Yahoo | 8.3インチ 2266×1488 | 293g | 8GB/128GB〜 | Apple Pencil Pro | ¥78,800〜 | ★★★☆☆ |
| Surface Go 3 | ![]() |
Amazon
楽天 Yahoo | 10.5インチ 1920×1280 | 544g | 8GB/128GB | Surface Pen対応 | ¥82,280〜 | ★★★☆☆ |
おすすめ度は楽譜表示用途での評価です。
価格は2025年7月時点の参考価格(変動あり)
12インチ以上の大画面タブレット
1位:iPad Pro 13インチ (M4)

2024年5月に発売された最新モデル。前モデルから100g以上軽量化され、13インチの大画面なのに片手で持てる軽さを実現。
Ultra Retina XDRディスプレイは、楽譜の細かい記号まで鮮明に表示します。
M4チップの処理能力は圧倒的で、大量の楽譜データもサクサク管理。プロの演奏家や音大生に最もおすすめしたい一台です。
- 画面:13インチ、2752×2064ピクセル
- チップ:Apple M4
- 重量:579g
2位:Galaxy Tab S10 FE+

特徴 2025年発売の最新Androidタブレット。iPad Proの半額以下で13インチクラスが手に入るのが最大の魅力。
Sペンが付属し、防水防塵(IP68)対応で屋外での使用も安心です。
- 画面:13.1インチ、2880×1800ピクセル
- メモリ:8GB
- 重量:664g
3位:Lenovo IdeaTab Pro 12.7

5万円台で12インチ超えという驚異的なコスパ。JBLスピーカー搭載で、音質も優秀。
楽譜表示に最適な3:2のアスペクト比を採用しています。
- 画面:12.7インチ、2944×1840ピクセル
- メモリ:8GB
- 重量:620g
4位:Galaxy Tab S9+
有機ELディスプレイ搭載で、コントラストが美しく目に優しい。120Hzのリフレッシュレートで譜めくりも滑らか。
Sペンが付属し、防水性能(IP68)も備えているため、屋外での演奏にも対応できます。
スペック
- 画面:12.4インチ、2800×1752ピクセル(有機EL)
- メモリ:12GB
- 重量:581g
5位:Surface Pro 9
Windows 11搭載で、楽譜表示だけでなく音楽制作ソフトも動作可能。
キーボード装着でノートPCとしても使える2in1タイプ。ただし重量がネックで、長時間の手持ちは厳しいです。
- 画面:13インチ、2880×1920ピクセル
- メモリ:8GB/16GB
- 重量:879g
10-11インチの標準サイズタブレット
1位:iPad Air 11インチ (M3) 2025年モデル

2025年3月に発売された最新モデル。M3チップ搭載でiPad Proに迫る性能を、より手頃な価格で実現。
Apple Intelligence対応で、楽譜の自動整理や検索も可能に。
- 画面:11インチ、2360×1640ピクセル
- チップ:Apple M3
- 重量:462g
2位:Xiaomi Pad 7

2025年最新のAndroidタブレット。144Hz高精細ディスプレイで、譜めくりも滑らか。
3:2の画面比率は楽譜表示に最適で、iPadより縦長の楽譜が見やすいのが特徴です。
- 画面:11.2インチ、3200×2136ピクセル
- メモリ:8GB
- 重量:500g
3位:iPad Air 10.9インチ(第5世代)
M1チップ搭載でコスパ最強のiPad。
2022年モデルですが、楽譜表示には十分すぎる性能。
中古市場で6万円台から購入でき、forScoreやPiascoreなど主要アプリが全て使えます。
- 画面:10.9インチ、2360×1640ピクセル
- チップ:Apple M1
- 重量:461g
コスパ重視のAndroidタブレット
1位:Xiaomi Pad 6

4万円台でiPadに匹敵する性能を実現。
Snapdragon 870搭載で、動作も軽快。私も実際に使用していますが、MobileSheetsでの楽譜表示は全く問題ありません。
- 画面:11インチ、2880×1800ピクセル
- メモリ:6GB/8GB
- 重量:490g
Xiaomi Pad 6のレビューはこちら
2位:Fire HD 10
2万円を切る価格で、基本的な楽譜表示なら十分。
ただし、対応アプリが限られるため、事前に確認が必要です。
- 画面:10.1インチ、1920×1200ピクセル
- メモリ:3GB
- 重量:434g
- 価格:19,980円〜
楽譜を見るのにタブレット(電子楽譜)を使うメリット

タブレット(電子楽譜)のメリットは
- 重たい楽譜を持ち歩かなくて良い
- 楽譜の共有がしやすい
- 製本しなくて良い
- 楽譜の管理がしやすい
- 譜めくりが楽な場合もある
重たい楽譜を持ち歩かなくて良い
タブレット1つで多くの楽譜を見ることができるため、楽譜を何冊も持ち歩く必要がないことがメリットです。
ピアノの伴奏者のように、何曲も伴奏する予定がある方はタブレットを使っている場合が多いです。
楽譜の共有がしやすい
楽譜の共有がしやすいこともメリットの1つです。
基本楽譜をpdfで保存しているので、pdfを送信するだけで、楽譜の共有ができます。
製本しなくて良い
購入した楽譜を紙でコピーした場合、紙同士を貼り付ける「製本」という作業が必要になります。
しかし、タブレットでは製本しなくてもそのまま画面上で見れるので、時短にもなります!
楽譜の管理がしやすい
データで保存するため、楽譜の管理がしやすいのもメリットです。
紙の楽譜だと、家でどこに保存したか忘れてしまう時もしばしばあると思います。
タブレットを見ただけで、どこに何の楽譜があるのか探しやすいのがとても便利だと思います。
譜めくりが楽な場合もある
これは賛否両論ある気もしますが、「譜めくりが楽」というメリットもあります。
Bluetooth接続のフットペダルが販売されていて、手を使わずに譜めくりをすることができます。
人間が手で譜めくりするよりもミスは減りそうです。
ていう不安症な人にはおすすめしないかも…
ただ、フットペダルもかなり性能の良いものが出ています!
楽譜を見るのにタブレットを使うデメリット

タブレット(電子楽譜)を使う上でのデメリットも説明します。
- 紙の楽譜を取り込むのが大変
- タブレット購入にお金がかかる
- 譜めくりが慣れないかも
- 見れる楽譜のページ数が限られている
紙の楽譜を取り込むのが大変
タブレット(電子楽譜)で紙の楽譜を見るには、タブレット端末への取り込み作業が必要です。
今までの紙の楽譜を取り込むのは相当な時間と労力がかかりそう…
タブレット購入にお金がかかる
こちらは当たり前の経費ですが、タブレットは無料ではないので、購入にお金が多少かかります。
ただ、1回買ってしまえば、その後お金がかかるということは(故障などしない場合を除き)ないです。
譜めくりが慣れないかも
先ほど紹介した、Bluetooth接続のフットスイッチが慣れないという方もちらほらいます。
手で紙の楽譜をめくるのに慣れていたり、ピアノなどの足を使う楽器の方はフットスイッチをおすすめしないかも。
見れる楽譜のページ数が限られている
紙の楽譜だと、広げて5面一気に見れることもありますが、タブレットだと2面が限界だと思います。
譜めくりの回数が増えてしまうこともデメリットですね。
iPad Pro欲しい方: 楽譜タブレット中古でも良いと思います!
「やっぱりApple製品がほしい…」
「iPad Pro が欲しいけど高いな…」
という方は、中古購入をおすすめします。
Amazonなどで「中古 iPad」で検索をかけるとたくさん出てきますよ。
商品をいくつかピックアップして見ました。
まとめ
楽譜タブレットおすすめ機種を15選をご紹介しました。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
安いタブレットのおすすめもご紹介しているので、気になる方は読んでみてください。↓













