【2024年最新情報】こどもにおすすめのピアノコンクールまとめ

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Music Diversity編集部

現役音大生や音大出身のライターが所属するMusic Diversity編集部です。 「音楽が好きなすべての人々に、質の高い情報を届け、新たな発見や感動を提供したい」という強い思いを持って、日々コンテンツの制作に取り組んでいます。

お子さんが上手にピアノを弾けるようになってきたら、挑戦したいのがピアノコンクールですよね。

ピアノを人前で弾いて緊張する機会が増えるほど、成長するスピードは増加します。

本記事では、音大卒のピアノ専攻の方の意見も取り入れながら、おすすめのピアノコンクールをご紹介します。

コンクールで賞を取ることができたら、達成感もあるし、貴重な成功体験になります。

子供におすすめのピアノコンクールまとめ(早見表)

コンクール名開催地難易度 (予選)参加資格備考
全日本学生音楽コンクール東京,大阪,北九州,名古屋,北海道★★★★★小学校4年生以上歴史のあるコンクールで、本選に進むのが難しいです。
このコンクールで本選に進めると、ある程度のレベルまで上達できている証拠です。
ピティナ・コンペティション北海道・東北, 関東, 中部, 近畿, 中国・四国, 九州・沖縄, 動画審査あり★★☆☆☆未就学児から参加可能 (A2級)予選・本選まで全国で開催されています。
(全国大会は東京のみ)
日本クラシックコンクール北海道・東北, 関東, 中部, 関西, 中国, 四国, 九州・沖縄★★☆☆☆3歳以上の未就学児から参加可能 (幼児の部)公式サイトで、開催曜日まで絞り込み検索できるので、是非調べてみて!
全日本ピアノコンクール東京, 千葉, 大阪, 兵庫, 滋賀, 福井, 茨城, 愛知, 福岡, 宮城, 沖縄, 北海等 …など
動画審査あり
★★☆☆☆未就学児から参加可能 動画審査があり、手軽に参加しやすいコンクール
ベーテン音楽コンクール関東, 近畿, 中国, 中部, 動画審査あり★★☆☆☆未就学児から参加可能自由曲コースと課題曲コースがあります。
全国大会まで全て動画審査で完結できるコースあり。
※ 動画審査だと、全国大会で入賞しても受賞者記念演奏会に参加できないので注意
東京国際ピアノコンクール東北, 関東, 近畿, 中国, 四国★★☆☆☆3歳~参加可能最高賞金20万円。
入賞・入選者には演奏会出演、海外音楽大学マスタークラス等に参加できる
ショパン国際コンクール in ASIA東北, 関東, 中部, 近畿, 中国・四国, 九州, 北海道
動画審査あり
★☆☆未就学児から参加可能国内外の著名な審査員による講評がもらえる
オンライン決勝大会あり
ショパンコンクール(ワルシャワ)への派遣あり
ブルグミュラーコンクール北海道・東北, 関東, 中部, 近畿, 中国・四国, 九州・沖縄, 動画審査あり★★☆☆幼児から参加可能みんなが必ず弾くであろうブルグミュラーが課題曲のコンクールです。
グレンツェンピアノコンクール東京・福岡, 動画審査☆☆☆☆幼児から参加可能予選が動画審査のみのコンクール。
KOBE 国際コンクール兵庫県神戸市★★☆☆小学生(12歳未満)から参加可能 予選はテープ審査なので通りやすいと思います。
本選はコンサート形式です。
大阪国際コンクール東京, 神奈川, 大阪, 兵庫, 宮城, 愛知, 福岡, 広島, 富山
動画審査あり

海外でも地区予選が行われている 参考資料
★★☆☆幼児〜参加可能優勝者や上位入賞者は、賞金のほかに国内外の著名なコンサートホールでの演奏の機会など、多くの特典がある。
海外からの参加者も多い。
クオリア音楽コンクール大阪府茨木市★★小学生低学年から参加可能クオリア大賞には、一流演奏家との共演、及び表彰状、賞金10万円 
最近では、会場での審査に加えて、動画審査 (オンライン) のあるコンクールも増えてきました。

動画審査は緊張せずに行えて、心理的ハードルが低いので、チャレンジしてみてください!

こどもにおすすめのピアノコンクール

早見表で紹介したコンクール内容を詳しく解説していきます!

全日本学生音楽コンクール

今演奏家になってる人は、(ほぼ)必ずこのコンクールで入賞歴 or 出場歴があるはず。

全日本学生音楽コンクールは、毎日新聞社主催で1947年から始まった歴史あるコンクールです。

よく「毎コン」と呼ばれています。

予選を通過するのが、かなり難しいコンクールなので、予選を通過すればある程度の実力がついている証拠。

また、本選や全国大会に行くと、演奏家への道が開くでしょう。

地区大会まで、以下の開催地で行われて、全国大会は東京になります。

コンクール名全日本学生音楽コンクール
開催地東京,大阪,北九州,名古屋,北海道
予選難易度★★★★★
参加資格小学校4年生以上

毎コンの対策

有名なコンクールの毎コンでは、予選・本選と課題曲が用意されています。

課題曲になるものの方向性は決まっているため、一通り弾いておくと、準備期間が増えて有利になります。

2023年度 課題曲

小学生の課題曲は以下になります。

予選
J.S.Bach : 15 Sinfonias( No.5、No.9は除く)
M.Moszkowski : 20 Little Etudes Op.91 (No.4 F major, No.6 E flat major, No.9 G major)
Cramer=Bülow :60 Selected Studies (No.8 F minor, No.37 A major, No.41 D minor)
E.H.Grieg:Lyrical Pieces Op.12 No.1 “Arietta”,  Lyrical Pieces Op.38 No.6 “Elegy”

本選
J.Haydn:Piano Sonata G major Hob.XVI-27
W.A.Mozart:Variations on a minuet by Duport D major K.573
L.v.Beethoven:Piano Sonata No.25 G major Op.79
F. Schubert:Moments musicaux Op.94 D 780 (No.1 C major, No.3 F minor, No.5 F minor)

毎コンは若き音楽家の登竜門となっているコンクール。

とてもレベルが高いですが、一度受けてみると良いでしょう。

参考URL

全日本学生音楽コンクール

ピティナ・コンペティション

ピティナ・コンペティションは、ピアノを学ぶ多くの人々に親しまれているコンクールです。

一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)が主催し、日本で最も大規模なものの一つで、

幅広い年齢層とレベルのピアニストが参加するため、難易度は参加カテゴリーによって大きく異なります。

カテゴリーはA2級から設定されており、未就学児からでも参加が可能です。

コンクール名ピティナ・コンペティション
開催地北海道・東北, 関東, 中部, 近畿, 中国・四国, 九州・沖縄, 動画審査あり
予選難易度★★☆☆☆
参加資格未就学児から参加可能 (A2級)
開催日予選 2024年4月〜

また、全国各地で地区大会が開催されているので、参加者は自分の住む都道府県でコンクール挑戦することができます。

(全国大会は東京のみです。)

公式サイトでは、以下のようなページで、検索することが可能です。

参考URL

https://compe.piano.or.jp/repertory/solo.html

日本クラシックコンクール

日本クラシックコンクールのホームページ画像

日本クラシックコンクール も多くの人に親しまれるコンクールの1つです。

「クラコン」と皆さん呼んでいます。

予選を通過することは比較的容易ですが、全国大会に進出するための地区本選は、一定のレベルに達していなければ突破することができません。

クラコンでは、講評とともに点数も提供されるため、参加者のモチベーション向上に寄与するでしょう。

コンクール名日本クラシックコンクール
開催地北海道・東北, 関東, 中部, 関西, 中国, 四国, 九州・沖縄
予選難易度★★☆☆☆
参加資格3歳以上の未就学児から参加可能 (幼児の部)
開催日予選 2023年7月20日〜 (2024年度は未定)

全日本ピアノコンクール

全日本ピアノコンクールオンラインと対面の両方の審査を取り入れた日本最大級のコンクールです。

このコンクールは動画審査に特化しており、参加者は全国大会に至るまでの過程を動画審査のみで進めることができます(対面審査も選択可能です)。

また、会場での審査と動画審査を併用して申し込むこともできるため、参加者にとって魅力的な選択肢となっています。

動画審査を活用して、全国大会を目指しましょう。

コンクール名全日本ピアノコンクール
開催地東京, 千葉, 大阪, 兵庫, 滋賀, 福井, 茨城, 愛知, 福岡, 宮城, 沖縄, 北海等 …など
動画審査あり
予選難易度★★☆☆☆
参加資格未就学児から参加可能
開催日対面コンクール開催日:2023/5/1〜
エントリー・動画提出期間:2024/5/1〜2024/9/30
動画審査って緊張せず、自分のペースで演奏して収録すれば良いからとても魅力的!

ベーテン音楽コンクール

ベーテン音楽コンクールは、音楽を学ぶすべての人々がステージ上で自由に曲のイメージを表現し、音楽を心から楽しむことを目的としたコンクールです。

自由曲、バロック、課題曲の各コースがあり、参加者はそれぞれのコースで技術と表現力を競います。

やはり、このコンクールも全国大会へ進むのが難しいです。

コンクール名ベーテン音楽コンクール
開催地関東, 近畿, 中国, 中部, 動画審査あり
予選難易度★★☆☆☆
参加資格未就学児から参加可能
開催日予選 2024年6月8日〜

東京国際ピアノコンクール

東京国際ピアノコンクールは、小学生から社会人までを対象に、将来国際的に活躍する音楽家を発掘し、その育成を目的としたコンクールです。

全国19会場で予選が開催されています。

コンクールは16の部門に細分化されており、キッズからマスターズF・A・Gの部まで幅広い年齢層とレベルが対象です。

参加者には講評が提供され、本選までの全ての会場で演奏のフィードバックを受け取ることができます。

賞金は最高20万円で、入賞者や入選者には演奏会出演の機会や海外の音楽大学でのマスタークラスへの参加が案内されます。

また、サントリーホールブルーローズで開催される披露演奏会に出演するチャンスもあります。

コンクール名東京国際ピアノコンクール
開催地東北, 関東, 近畿, 中国, 四国
予選難易度★★☆☆☆
参加資格3歳~参加可能
開催日2023年7月9日〜 (2024年度未定)

ショパン国際コンクール in ASIA

ショパン国際コンクール in ASIAは未就学児からプロを目指すピアノ学習者、また趣味でピアノを楽しんでいる愛好家の方まで、幅広い方々が参加できるコンクールです。

その名の通り、ピアノ曲で有名なショパンをはじめとする、ポーランドを代表する作曲家の作品が課題曲になっています。

日本全国のピアノ指導者に加え、ポーランドを中心とする著名な審査員を海外より招いて審査を行い、

講評ももらえるため、受けてみることをおすすめします。

コンクール名ショパン国際コンクール in ASIA
開催地東北, 関東, 中部, 近畿, 中国・四国, 九州, 北海道
動画審査あり
予選難易度★★★☆☆
参加資格未就学児から参加可能
開催日2023年10月〜 (2024年未定)
音大時代に、子供の頃にこのコンクールで、ポーランドでコンチェルトを弾いたことのある人もいました!

そんな機会をもらえるかもしれません。

ブルグミュラーコンクール

ブルグミュラーコンクールはブルグミュラーの作品を使用して、より豊かな表現を学ぶためのピアノコンクールです。

このコンクールは、ピアノ学習においてブルグミュラーの作品を通じて表現力を高めることを目的としています。

全国各地でファイナルが開催されるため、東京以外の地域にお住まいの方も参加しやすいです。

特に注目すべきは、初参加者限定地区の設定です。

これは、ブルグミュラーコンクールに限らず、これまでにどのピアノコンクールにも出場したことがない参加者を対象とした特別な地区です。

初めてのコンクール出場に最適な環境を提供し、新たな才能の発掘を促しています。

コンクール名ブルグミュラーコンクール
開催地北海道・東北, 関東, 中部, 近畿, 中国・四国, 九州・沖縄, 動画審査あり
予選難易度★★☆☆☆
参加資格幼児から参加可能
開催日2023年9月〜 (2024年度未定)
2024年度の課題曲は4月1日発表予定
初参加者限定地区に出るとコンクールデビューも安心ですね。

グレンツェンピアノコンクール

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グレンツェンピアノコンクールはピアノ演奏の技術と表現力を高めることを目的としたコンクールです。

2023年度のコンクールでは、予選はビデオコンクールとして開催され、その後、浜離宮朝日ホール音楽ホールとアクロス福岡シンフォニーホールでホール大会が行われます。

そこまでレベルが高くなく、気軽に受けることができそうなコンクールです。

コンクール名グレンツェンピアノコンクール
開催地東京・福岡, 動画審査
予選難易度★☆☆☆☆
参加資格幼児から参加可能
開催日2024年6月〜
申し込み : 2024年4月18日(木)〜

KOBE 国際コンクール

KOBE 国際コンクールは神戸で開催される国際コンクールです。

小学生(12歳以下)から、挑戦できる関西の若手音楽家の登竜門です。

本選は公開コンサート形式で、2024年1月6日〜8日の3日間、神戸文化ホール、ピフレホールの2会場で行います。

本選の難易度は難しいです。

コンクール名KOBE 国際コンクール
開催地兵庫県神戸市
予選難易度★★☆☆☆
参加資格小学生(12歳未満)から参加可能 
開催日2023年10月〜 (2024年度未定)

大阪国際コンクール

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大阪国際コンクールは、国内外から多くの参加者が集まる国際的な音楽コンクールです。

このコンクールは、若手音楽家たちに国際舞台での経験を積む機会を提供し、彼らのキャリア発展を支援することを目的としています。

優勝者や上位入賞者には、賞金だけでなく、国内外の著名なコンサートホールで演奏する機会など、多くの特典が与えられます。

コンクール名大阪国際コンクール
開催地東京, 神奈川, 大阪, 兵庫, 宮城, 愛知, 福岡, 広島, 富山
動画審査あり

海外でも地区予選が行われている 参考資料
予選難易度★★☆☆☆
参加資格幼児〜参加可能
開催日2024年7月〜

クオリア音楽コンクール

クオリア音楽コンクールは、将来に豊かな可能性を備えた演奏家の発掘および育成支援を目的としています。

このコンクールは、ピアノとヴァイオリンの部門で開催され、小学生低学年からコンサーティストまでの幅広いカテゴリーが設けられています。

クオリア大賞には、一流演奏家との共演、及び表彰状、賞金10万円がもらえるので魅力的です。

コンクール名クオリア音楽コンクール
開催地大阪府茨木市
予選難易度★★★☆☆
参加資格小学生低学年から参加可能
開催日2023年9月16日(2024年度未定)

子供にあったピアノコンクールの選び方

おすすめのピアノコンクールを紹介しましたが、コンクールには難易度というものがあります。

お子さんのレベルに合っていないコンクールだと、

「自分ってピアノ向いていないな」

「自分はみんなよりもピアノが下手なんだ」

と思ってしまい、ピアノを弾くのが嫌になる可能性もあります。

少しの背伸びして、難しいコンクールに挑戦することは良いことだと思います。

しかし、あまりにも周りの出場者と実力差がありすぎるコンクールは、参加を見送ることをおすすめします。

どうやってコンクールを選べば良い?

どうやってコンクールを選ぶかというと、

実際にコンクールを聴きに行ってみて、出場者のレベル感を確かめるのが最も良い方法だと思います。

動画審査以外のコンクールは一般公開されていることが多いです。

先ほど紹介したコンクールは、全国各地で開催されているものも多くありました。

ピアノコンクール受けるなら春〜夏がおすすめ

コンクールは予選から本選まで、長ければ6ヶ月ほどかかってやっと結果が出るものもあります。

多くのコンクールが春〜夏にかけて予選が始まるので、冬に準備して挑むのが良いと思います!

(もちろん冬のコンクールもあるので、冬に受けようと思っている方も安心してください)

まとめ こどもにおすすめのピアノコンクールまとめ

それぞれに特色のあるピアノコンクールを紹介しました。

ピアノコンクールは、ただ技術を競う場ではなく、自己表現の場としても重要です。

参加することで、緊張感の中での演奏経験を積み、演奏技術だけでなく、精神的な強さも養うことができます。

また、コンクールでの成功体験は、お子さんの自信につながり、今後の音楽活動において大きな励みとなるでしょう。

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現役音大生や音大出身のライターが所属するMusic Diversity編集部です。 「音楽が好きなすべての人々に、質の高い情報を届け、新たな発見や感動を提供したい」という強い思いを持って、日々コンテンツの制作に取り組んでいます。

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