Metronautの評判を現役音楽家が徹底検証!料金・使い方・デメリットまで完全解説

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現役音楽家が徹底検証Metronautの評判は?
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Music Diversity編集部

現役音大生や音大出身のライターが所属するMusic Diversity編集部です。 「音楽が好きなすべての人々に、質の高い情報を届け、新たな発見や感動を提供したい」という強い思いを持って、日々コンテンツの制作に取り組んでいます。

楽器練習をもっと楽しく、効率的にしたいと思いませんか?

Metronaut(メトロノート)ミュージックシート」は、数千もの楽譜と伴奏トラックを用意して、あらゆる楽器、あらゆるレベルに対応する音楽教育ツールとして、多くの音楽家や音楽学習者から注目を集めています。

でも、実際の評判はどうなのでしょうか?

「本当に練習に役立つの?」
「年額10,950円の価値はある?」
「初心者でも使いこなせる?」

このような疑問を持つ方のために、現役音楽家と音大生が運営する当メディアでは、実際にMetronautを使い込んだ経験をもとに、良い点も悪い点も包み隠さずレビューします。

この記事を読むことで、Metronautがあなたの楽器練習に本当に必要なアプリかどうかを判断できるようになります。

目次

Metronaut(メトロノート)とは?基本情報を音楽家目線で解説

フランス発の革新的な楽器練習アプリ

出典:Metronaut

Metronautは、フランスの企業Antescofoが開発した、まさに「リビングルームがコンサートホールになる」ような革新的な楽器練習アプリです。

最大の特徴は、AIが演奏者のテンポに合わせて伴奏を自動調整してくれること。
これにより、まるで本物のピアニストやオーケストラと共演しているような感覚で練習できるんです。

実は、このアプリには元ソニー会長の出井伸之氏やFacebookのチーフAIサイエンティストYann Le Cun氏など、世界的な著名人が投資・支援していることでも話題になりました。

単なる練習アプリではなく、音楽教育の未来を変える可能性を秘めているからこそ、注目を集めているのでしょう。

対応楽器は19種類!あなたの楽器も見つかる

Metronautが対応している楽器は以下の通りです。

管楽器 フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、サックス、トランペット、フレンチホルン、トロンボーン、ユーフォニアム、チューバ
弦楽器 ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ダブルベース(コントラバス)、ギター、ハープ
その他 ピアノ、ボーカル、マレット

特筆すべきは、移調楽器にもしっかり対応していること。

トランペットなどの移調楽器でも、自動的に適切な調で楽譜が表示されます。

収録楽曲は数千曲!クラシックから映画音楽まで

アプリには11,000曲以上の楽譜が収録されており、ジャンルも幅広くカバーしています。

  • クラシック音楽:バッハ、モーツァルト、ショパンなどの定番曲
  • 協奏曲:各楽器のための有名な協奏曲
  • 映画音楽:シンドラーのリスト、オペラ座の怪人など
  • ポピュラー音楽:ジャズ、ポップスの名曲

ただし、後述しますが、曲のラインナップには少し偏りがあるのも事実です。

  

Metronautの実際の評判・口コミを徹底調査!音楽家たちの本音

App Store評価4.6の高評価レビュー分析

App Storeでの評価は4.6と非常に高く、16万回以上ダウンロードされています。

実際のレビューを分析すると、以下のような声が多く見られました。

ポジティブな評判

たくさんの素晴らしい曲が伴奏付きで演奏できてすごく楽しい
ウインドシンセサイザーとBluetoothで繋げてスピーカーから一緒に音がして出て バランスも変えられるので至れり尽くせりです
毎日演奏してもぜんぜん飽きない!
出典:App Store レビュー

40代後半からのフルート吹き 管楽器初めて、何に抵抗があるかと言うと、伴奏が必要で自己完結しないこと。 YouTubeに伴奏動画上がってたりするけど、あったり、なかったりだし、歌い回しも動画に合わせなければならないなど、なかなか使いにくい。 このアプリだと、テンポも自分で設定できるし、演奏している所を示す縦棒が表示されるので、休符正しく取れているかのチェックに最適。 伴奏者との合わせは、回数も、時間も、費用も限られるなか、これで自己練習しておけば、伴奏合わせで、無駄な時間発生しない。 また、伴奏の音だけの確認もできるのもありがたい。
出典:App Store レビュー

初心者用の楽譜から見ているだけでも、それが演奏になっているので、見ながらたのしめてます。楽曲数が増えるとうれしいです。
出典:App Store レビュー

音大生・音楽教室での活用事例

ヤマハ講師による詳細なレビューでは、「生徒のモチベーション向上に効果的」という評価も。

特に、以下の点が教育現場で評価されています。

  • レベル別楽譜で段階的な学習が可能
  • 伴奏があることで、アンサンブル能力も向上
  • 録音機能で客観的な自己評価ができる

  

  

ネガティブな評判も正直に紹介

一方で、以下のような不満の声もありました。

メジャーな曲しかなく、あまり使えない。
出典:App Store レビュー

ハニホヘトイロハって、小学校以来使ってないからさっぱりわからんわ。衝撃でした。なんでABCじゃないの?
みなさんわかるんですか?それとも切り替え機能があるとか。
出典:App Store レビュー

Apple Watchで首が聞ける、首又の機能があると知ってダウンロードしました。しかし、指定した音に対して、ピッチが半音以上下にずれていて、使えませんでした。ずれていても、せめてちょうど半音とかなら、対応のしようもあるのですが。残念。
出典:App Store レビュー

特に曲に関する不満は複数見られ、これは検討時の重要なポイントになりそうです。

実際にアプリ内の楽譜を確認したところ、上級者向け協奏曲や、近現代の技術的に難易度の高い楽曲は収録されていませんでした。

【実機レビュー】現役音楽家が使ってわかったメリット

Goodとレビュー

オーケストラ伴奏で練習できる臨場感

最大の魅力は、なんといってもプロの演奏家による高品質な伴奏音源です。

私がフルートで「モーツァルトのヴァイオリン協奏曲」を練習した際、本当にオーケストラの中で演奏しているような感覚になりました。
特に、伴奏の音量調整が細かくできるので、自分の演奏とのバランスも自在にコントロールできます。

一人での練習って、どうしても単調になりがちですよね。

でもMetronautなら、常に「音楽的な文脈」の中で練習できるので、フレーズ感や音楽的な呼吸が自然に身につきます。

自動スクロール機能で譜めくり不要

地味に便利なのが、楽譜の自動スクロール機能です。

演奏中の譜めくりって、本当に厄介ですよね。
特に速いパッセージの途中で譜めくりがあると、演奏が止まってしまいます。

Metronautなら、設定したテンポに合わせて楽譜が自動的にスクロールしてくれるので、演奏に100%集中できます。

さらに、楽譜のズーム機能もあるので、タブレットの小さな画面でも見やすく調整できるのも嬉しいポイントです。

レベル別楽譜で初心者から上級者まで対応

同じ曲でも「初級」「中級」「上級」の3段階のレベルが用意されているので、自分の技術レベルに合った楽譜を選んで練習できます。

またピアノの場合、どの鍵盤を弾くかが画面上で色分けや光で表示されるため、視覚的に分かりやすくなっています。

出典:Metronaut

ループ機能・テンポ調整で苦手克服

苦手な箇所を集中的に練習できるループ機能は、本当に便利です。

難しいパッセージを選択して、その部分だけを繰り返し練習。

しかも、テンポを25%まで落として練習できるので、確実に弾けるようになってから徐々にテンポアップという王道の練習方法が簡単にできます。

楽譜への書き込み機能で効率的な練習

見落としがちですが、楽譜に直接書き込みができる機能は本当に便利です。

「ツール」→「注釈」から、以下のような情報を楽譜に書き込めます。

  • 指番号
  • 気をつけるポイント
  • 表現記号
  • 先生からのアドバイス

楽譜の印刷ができる

Metronautでは、楽譜の印刷にも対応しているので、デジタル画面ではなく紙の楽譜で練習したい方にも便利です。

  • 音楽教室で先生に楽譜を見せながら指導を受けたい
  • 外出先でも紙の楽譜を見ながら練習したい

などの場合に重宝します。

無料トライアル期間中でも、1日4曲まで印刷できます。

  

ピアノ専用の演習モードが充実

出典:Metronaut

演習モード」は、独学でピアノを学ぶ方にとって画期的な機能です。

演習モードの内容

  • コードを学ぶ:基本的なⅠ-Ⅳ-Ⅴの和音から転回形まで段階的に学習
  • 毎日のルーチン:ハノンのような指のトレーニング(伴奏付きで飽きない!)
  • 曲を学ぶ:エリーゼのためになど名曲を使用した練習
  • 名曲を使った演習:G線上のアリア、トルコ行進曲などで音楽的な技術を習得

初心者からでも段階的にレベルアップできる構成になっています。

正直に語る!Metronautのデメリット・注意点

基本的に有料(年額10,950円〜)が必要

Metronautの最大のハードルは、ほぼすべての機能が有料ということ。

無料で使える範囲は楽曲の冒頭部分の試聴程度で、本格的に練習するには課金が必須です。

料金プラン

年額プラン 10,950円〜/年(月額換算912円〜)
2025年8月の情報

月あたり912円は音楽アプリとしては決して安くありません。

一方で、楽譜を1冊買うと2,000〜3,000円することを考えれば、数千曲の楽譜と伴奏音源が使い放題というのは、見方によってはコスパが良いとも言えます。

楽譜が読めない初心者には難しい場合も

Metronautは基本的に楽譜を見ながら演奏するアプリなので、楽譜がまったく読めない方には使いづらいかもしれません。

音符の読み方を教えてくれる機能はないので、最低限の楽譜の知識は必要です。

完全な初心者の方は、まず楽譜の基礎を学んでから使うことをおすすめします。

曲のラインナップに偏りがある?

レビューでも指摘されていた通り、収録曲のセレクションには少し疑問を感じる部分も。

例えば、ショパンのノクターンなら定番の第2番ではなく、なぜかマイナーな曲が収録されていたり。

協奏曲も、「なぜこの曲?」と思うような曲があります。

自分が練習したい曲が必ずあるとは限らないので、無料トライアル期間中に必ず確認しましょう。

  

ジャズ・ポップスの楽譜が少なめ

Metronautの楽譜はクラシック音楽が非常に充実している一方で、ジャズやポップスの楽譜は相対的に少ない印象です。

J-POPやK-POPを中心に練習したい方には物足りないかもしれません。

ただし、「作品を送信する」機能からリクエストすることも可能なので、今後の充実に期待したいところです。

料金プランと7日間無料トライアルの賢い使い方

ピアノを弾く手元

料金体系まとめ

年額プラン 10,950円〜/年(月額換算912円〜)
出典:Metronaut

その他の情報

  • 全デバイス対応(iOS、Android、macOS)
  • 1つのアカウントで複数デバイス利用可能
  • 7日間の無料トライアルあり

無料トライアルで確認すべき5つのポイント

7日間の無料トライアルを最大限活用するために、以下の点を必ずチェックしましょう:

  1. 自分の練習したい曲があるか
  2. 楽譜の見やすさ・使いやすさ
  3. 伴奏音源の音質とバランス
  4. アプリの動作の安定性
  5. 実際に上達を実感できるか

  

 

  

解約方法(1分で完了)

Metronautの解約は本当に簡単です。

iPhone/iPadの場合

  1. 設定アプリを開く
  2. 自分の名前をタップ
  3. サブスクリプションを選択
  4. Metronautを選んで解約

解約しても7日間は無料で使い続けられます。

心配な方は、登録後すぐに解約手続きをしておくのもアリです。

Metronautはこんな人におすすめ!

出典:Metronaut

特におすすめな人

  • 伴奏者を探すのが大変な人
  • コンクールや発表会の準備をしている人
  • アンサンブル能力を向上させたい人
  • 豊富なクラシック楽譜を手軽に使いたい人
  • 自宅で本格的な練習環境を作りたい人
  • ピアノの基礎から体系的に学びたい人(演習モード)

  

おすすめしない人

  • 楽譜がまったく読めない初心者
  • 特定の1〜2曲だけ練習したい人
  • 月額912円以上は払いたくない人
  • J-POP、K-POP中心に練習したい人

初心者の方は、音楽教室で先生から基礎的な指導を受けながらMetronautで自宅練習を行うと、より効率的に上達できます。

音楽教室をお探しの方向けに、大手音楽教室の料金やレッスン内容を比較した記事もご用意していますので、ぜひ参考にしてください。

Metronautを使った効果的な練習法

録音機能を活用した客観的な自己分析

Metronaut録音・動画保存機能は、上達への近道です。

効果的な使い方

  1. まず普通に演奏して録音
  2. 録音を聴きながら改善点をメモ
  3. 苦手な箇所をループ機能で集中練習
  4. 再度録音して比較

録音データは自動的に保存され、30日間は自動保存、「保存」を選択すれば永続的に残せます。

フィルター機能で効率的な選曲

「カタログ」タブのフィルター機能を活用すれば、自分にぴったりの曲が見つかります。

フィルター項目

  • 難易度(初級・中級・上級)
  • 伴奏タイプ(オーケストラ・ピアノ・ギター・ソロなど)
  • ジャンル(クラシック・ジャズ・ポップロックなど)

まとめ:Metronautで楽器練習をもっと楽しく

Metronautは、「一人で練習しているのに、アンサンブルの楽しさを味わえる」という、今までにない練習体験を提供してくれるアプリです。

確かに年額10,950円(月額912円)という価格は決して安くありません。

しかし、伴奏者を毎回呼ぶ費用や、楽譜を買い続ける費用を考えれば、音楽を本気で学ぶ人にとっては価値ある投資だと感じました。

特に、

  • プロの伴奏で練習の質が格段に向上する
  • モチベーションが維持しやすい
  • 音楽的な表現力が自然に身につく

これらのメリットは、独学では得られない大きな価値です。

まずは7日間の無料トライアルで、あなたの楽器、あなたのレベルに合うかどうか試してみてください。

  


当ブログでは現役音大生や音大出身のライターが、「音楽に関する質の高い情報」を発信しています。

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