バイオリンが上手い人の特徴4選

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バイオリンを弾く女性の姿
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Music Diversity編集部

現役音大生や音大出身のライターが所属するMusic Diversity編集部です。 「音楽が好きなすべての人々に、質の高い情報を届け、新たな発見や感動を提供したい」という強い思いを持って、日々コンテンツの制作に取り組んでいます。

バイオリンをもっと上手に弾きたい

上手なバイオリニストはどんな生活をしているのだろう?

そんな疑問を持つ方へ、バイオリン専攻で音大を卒業した私が、これまでの経験から上手なバイオリニストの特徴を徹底解説します!

バイオリンが上手い人の特徴4選

特徴1:自分の音をしっかり聴いている

バイオリンが上手い人の特徴1つ目は、「自分の音を聴いている」ということがあがります。

「誰でも聴いてるでしょ」

と思われがちですが、、

  • 音程
  • 音色
  • 響き方
  • 楽器の鳴り
  • ビブラートのかけ具合

上手い人は上記の項目を1音1音聴いて、判断しています。

フレーズでは自分の音を聴いているものの、1音1音「どんな風に弾くか?」をよく考えて弾くことができていますか?

特に音程を合わせることは、バイオリンを弾く上でとても大事なことなので、しっかり聴くことを意識してみましょう。

録音を何度も聴き返す

バイオリンが上手い人は自分の音を客観的に聴くために録音を必ずしています

レッスンだったり、練習だったり、いつも録音を聴いて考えながら練習しています。

実際に弾きながら聴いているのと、録音とでは聴こえ方も変わってくるので、自分の演奏を客観的に分析できるのでおすすめです。

録音大事!!

特徴2:論理的な練習方法をしている

バイオリンが上手い人の特徴2つ目は、「論理的な練習方法をしている」ということです。

上手い人と比べた時に、

「同じ練習時間なのに、全然出来が違う…」

という経験はありませんか?

上手い人は練習の質が高く、短い時間で高い成果を出している特徴があります

論理的な練習方法とは?

私が思う論理的な練習方法とは、「むやみにたくさん弾かないこと」です。

弾けないからといって、がむしゃらに練習しても上手くなりにくいです。

なぜなら、バイオリンはとても難しい楽器で、右手と左手の動かし方を脳が適切に指示する訓練をしなければいけないからです。

上手い人は、

この音を出すにはどうすれば良いだろう?

このフレーズをスムーズに弾くには右手はどのように動かすべきだろう?

音に重みを出すには、どのように腕を使うべきかな?

など、考えてから練習しています。

もちろん、バイオリンが上手い人は練習量も多いと思いますが、論理的に考えて練習しているからこそ結果が出ているのだと思います!

特徴3:良い演奏を知っている

ヴァイオリンを弾く女性の写真

バイオリンが上手い人の特徴として挙げられる3つ目は、「良い演奏を知っている」という点です。

バイオリンが上手い人は、演奏会や演奏動画を頻繁に視聴し、「どの演奏が素晴らしいのか」を深く理解しています

彼らは技術的な完成度だけでなく、感情の伝達や音楽の解釈においても優れた演奏を見分ける能力を持ち合わせています。

このような経験を通じて、彼らは自らの演奏スキルを磨き、新たな表現方法や技術を取り入れることができるのです。

良い演奏を知ることで、彼らは自分の目指す方向や目標を明確にし、それが継続的な成長のモチベーションとなっています。

自分の演奏との比較ができている

上手いバイオリニストは、優れた演奏と自分の演奏を比較することが得意です。

彼らは「自分の演奏を見本となる演奏にどう近づけるか」という観点で練習の方法を考え、演奏を聴く際にもその視点を持っています。

特徴4:基礎ができている

バイオリンが上手い人の特徴として挙げられる4つ目は、「基礎ができている」という点です。

やはり、基礎ができていないと「こんなふうに弾きたい!」という目標があったとしても、その音は出ません。

バイオリンは基礎が大事で、その基礎技術がしっかりと身についていることで、高度な技術や表現も可能となります。

例えば、正確な指の位置や弓の使い方、呼吸の取り方など、これらの基本的な技術が確立されていることが、美しい音色や豊かな表現を生み出す土台となります。

また、基礎を固めることで、新しい曲や技術に挑戦する際の学習速度も向上します。

繰り返しの基礎練習を通じて、バイオリニストは自身の技術を磨き、さらなる高みを目指すことができるのです。

このように、バイオリンの上達には基礎が不可欠であり、上手いバイオリニストはその大切さを深く理解しています。

私の先輩ですごく上手な方がいたのですが、その方は高校生の頃毎日5時間音階練習(カールフレッシュ教本)をしていました。

バイオリンが上手い人と自分を比べて悲観しないで

バイオリンはすぐに上達するものではありません。

「成長曲線」というものを聞いたことはありますか?

成長曲線は、学びや成長の過程を表す曲線で、最初はゆっくりとしか上達しないことが多いです。

しかし、一定の時間や努力を経て、突然急激にスキルが向上することがあります。これを「成長の急カーブ」とも言います。

バイオリンの練習も同様で、初めはなかなか上手くならないと感じるかもしれませんが、継続的な努力と正しい練習方法を続けることで、ある日突然、自分の中で何かがクリックする瞬間が訪れます。

他の上手な人と自分を比べて焦ったり、悲観することはありません。

彼らも同じような過程を経て、今のスキルを手に入れたはずです。

大切なのは、自分のペースで確実に前進すること。そして、自分の成長を楽しむことです。

自分は自分、他の人と比べすぎないで!

まとめ バイオリンが上手い人の特徴

バイオリンを上手く弾くための秘訣は、単に長時間の練習だけではありません。

上手なバイオリニストが共通して持つ特徴を理解し、それを自分の練習に取り入れることが大切です。

この記事が皆さんの役に立てば幸いです!

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