クラリネットの保管と持ち運びに必須なのがクラリネットケースです!
シンプルなデザインから、かわいくておしゃれなものまで、さまざまなデザインの商品が販売されています。
しかし、ショルダータイプかリュックタイプ、コンパクトな軽量タイプか楽譜や小物などたくさん収納できるタイプなど、種類が多くてどのタイプのケースを選んだらいいか迷いますよね。
そこで今回は、クラリネットケースのおすすめと、自分に合ったクラリネットケースの選び方をご紹介します!
ぜひ、これから紹介するそれぞれのケースのメリット・デメリットを参考に、自分に合ったお気に入りのクラリネットケースを見つけてくださいね。
クラリネットのケースって大事?必要性について

クラリネットケースがなぜ大事なのか、簡単にまとめてみました!
- 温度・湿度の影響を受けてひび割れや劣化を起こしやすいため、それらから守る重要な役割を果たしている。
- 持ち運びの時に、楽器を振動や衝撃から守ってくれる。また、正しくケースに収納することでパーツの変形や損傷を防止する。
- ほとんどのケースにはリードケースやクリーニング用品、その他アクセサリーを一緒に収納することが出来る。
(1)(2)に関しては楽器本体に対して最も重要な点です。楽器への負担を減らすことでクラリネットの寿命を延ばし、楽器のコンディションを良く保つためにも必要不可欠です。
逆に、ケースに片付けなかったり、合わないケースを使い続けると楽器への負担は大きいです。
キーが曲がってしまったり、汚れやホコリが溜まってその楽器本来の良い音が出せません。
また、頻繁に修理・調整をしないといけなくなります。そもそも修理・調整に出したとしても楽器にフィットしていないケースを使い続けていては意味がないのです…
(3)は小物などを、楽器と同じケースに収納することで、紛失や忘れの防止にも繋がります。また、移動も身軽になることでしょう。
自分に合うクラリネットケースの選び方
自分にぴったりなクラリネットケースを選ぶ時のポイントがいくつかあります!
- ケースの種類
- 収納力
- 材質と耐久性
- 持ち運びやすさ
- 予算
です。
それぞれのポイントについて簡単に説明していきます。
ケースの種類
クラリネットケースには、ハードケース、セミハードケース、ソフトケースの3タイプがあります。
ハードケース

ハードケースは最も保護力が高いです。堅くて丈夫な材質で作られている分、耐久性が高いです。
ただし、デメリットとしてはセミハードケースとソフトケースに比べて重量がある点です。
そのため、車での移動が多い人や自宅で保管するときに向いているでしょう。
車で移動する場合は、外部の衝撃からも大切なクラリネットを守ってくれますので、クラリネットをあまり持ち運ばない場合はハードケースも視野に入れていいでしょう。
セミハードケース

セミハードケースは、軽さと丈夫さのバランスの取れているちょうどいいケースといえるでしょう。
ですが、保護力はハードケースほど高くありません。
手提げやショルダー、リュックサックタイプのクラリネットケースもあり、ハードケースに比べて肩や腕への負担がかかりにくいのもポイントです。
そのため、楽器を持ち運ぶ時に歩きや自転車で移動する人に向いているでしょう。
ソフトケース

ソフトケースは、ハードケースを入れるためのケースカバーとしての選択肢としてあります。
メーカーによっては、クラリネットを収納したハードケースをそのまま出し入れできるような、工夫を凝らしたソフトケースが開発されています。
以上、3タイプのケースの特徴とメリット・デメリットです。
素材や機能、そしてメーカーによって値段も様々なため、ご自身の予算やニーズに合ったものを見極めて選ぶことが重要です。
収納力
ケースのサイズがクラリネットに適切か、ケースカバーに自前のケースが入るかどうかを確認しましょう。
持ち運びやすさの点で、重さ、ショルダーストラップの有無、リュックタイプが便利なのか、保護性能(衝撃吸収、防水性)、収納スペースの有無も大事です。
ケースやケースカバーには楽器本体に加えて、楽譜やリードケース、チューナーなども収納できるスペースがあるか確認しましょう。
場合によっては、シングルケースではなくてダブルケース(2本のクラリネットを収納できるケース)やダブルケースを収納できるカバーもあります。
材質と耐久性
ケースやケースカバーの素材と耐久性も考えて選ぶ必要があります。
丈夫なハードケースは、楽器をしっかり保護したい場合に適しています。
一方で、より軽量なケースを求める場合はセミハードケースやソフトケースが選択肢になります。
持ち運びやすさ
ケースやケースカバーの重さや持ち手、ショルダーストラップ、バックパックストラップが付いているのかも重要です。
3wayケース(肩掛け、手持ち、背負い)は利便性が高いためお勧めします。
予算
ケースの価格は、種類やブランドによって様々であるため予算に合わせて最適なケースを選びましょう。
自分の演奏スタイルやニーズ、環境などを考慮して、上記ポイントを総合的に検討することが重要です。
もし可能であれば、楽器店などで実際にケースを見て触れてみたり、楽器を入れて試したりすることをお勧めします。
また、使用しているクラリネットの種類にも合うケースを選ぶように注意しましょう。
現役クラリネット奏者が選んだ!クラリネットケースおすすめ8選
GL CASES 管楽器用ケースGLIシリーズ クラリネット用GLI-CL(セミハード)
国内外で高い評価を受ける一流の楽器ケース専門メーカーのセミハードケースです!
GL CASESの中でも機能性に優れていて、「GLIシリーズ」のクラリネットケースです。
拡張型のポケットが装備されており、一緒に持ち運びたいさまざまな小物や楽譜、タブレットなどを収納することができます。
イヤフォンホールや耐久性に優れたYKKファスナーを採用しており、細部までこだわっているケースです。
GLIシリーズとは、主にGL CASESが展開する管楽器用ケースのシリーズの1つで、セミハードケースのことをいいます。
収納 | 楽譜、小物系◎ |
重量 | 1.5kg |

ポチップ
y'no 管楽器ケースバッグ【プレミアムモデル】

ケースバッグのデザインはファッションの1部として日常に溶け込みます。
持ち運びの時間も、モチベーションが上がるようにこだわって作られています。
サイドポケットには譜面台をすっきり収納でき、そのほか飲み物や折りたたみ傘も入ります。
撥水性の高い生地が大切な楽器を水滴からしっかり守り、サイズに合わせて調整できる保護ベルトで安心して持ち運べます。
buffet cramponの軽量Wケースは収納できません。
料金 | 49,500円 |
収納 | 楽譜、小物系◎ |
重量 | 1~1.2kg(ケースバッグのみの重量) |
PROTEC PB307 B♭クラリネット用セミハードケース
ケースの重さがとても軽量で、他のショルダータイプのケースに比べて肩への負担を軽減します。
ケース前面の小物ポケットも大きく、リードケースやお手入れ用品の収納も可能です。
値段もお手頃価格で学生の方にお勧めです。
収納 | 小物系◎ ※楽譜の収納はできません。 |
重量 | 1.05kg |

ポチップ
ギャラックス本革製 クラリネットケースカバー
ショルダータイプのケースカバーで、デザインは落ち着いたカラーです。
クラリネットケース本体の収納と、前面にはリードやチューナーの小物類を収納することが可能です。
このケースカバーは、熟練の職人さんによって手作業で丁寧に作られています。身軽に持ち運びたい方にぴったりのケースカバーです。
収納 | 小物系◎ ※楽譜の収納はできません。 |

ポチップ
ビュッフェ・クランポン B♭クラリネット バックパックケース
ビュッフェ・クランポンのB♭クラリネット用ケースで、リュックタイプで上には取手が付いています。
E11/E12 PLUS/E12F付属ケースと同仕様で、スタイリッシュなデザインは学生から大人まで幅広くマッチします
軽量設計で肩への負担を軽減しつつ、前面ポケットには小物類をすっきり収納可能です(A4用紙は入りません)。
お手頃価格でコストパフォーマンスにも優れています。
収納 | 小物系◎ ※楽譜の収納はできません。 |
重量 | 1.2kg |

ポチップ
Reunion Blues リユニオンブルース RBX-CLR クラリネットケース リュックタイプ セミハードケース ブラック 管楽器 B♭ Clarinet Case bag RBXCLR
持ち運びに便利なリュックタイプのセミハードケースです。厚みのあるモールド構造で堅牢性を確保し、外装は耐久性に優れたキルテッド・シェブロンを採用。
内部にはRBX保護システムを装備し、大切な楽器をしっかり守ります。
ストラップパッドはありませんが、一般的なバックパックより一回り小さいサイズ感のため、やや高めに背負うとバランス良くお使いいただけます。
1976年創業のアメリカ製ギグバッグブランドによる高品質設計で、安心して日常使いが可能です。
収納 | 小物系◎ ※楽譜の収納はできません。 |
重量 | 1.1kg |

ポチップ
GL クラリネットケース GLK-CL(S)
GL CASEは、高い品質で定評のあるブランドのB♭クラリネット用シングルセミハードケースです。
外装は軽量かつ堅牢なポリカーボネイト製。
防水仕様のウォータープルーフジッパーを採用し、小物ポケットはマチ調整機能付き、楽譜ポケットは背面クッションを兼ね備えています。
リュックストラップにはリフレクターを装備し、安全性にも配慮。洗練されたデザインと高級感あるロゴが、見た目の美しさでも人気です。
収納 | 楽譜、小物系◎ |
重量 | 1.2~2kg |

ポチップ
Marcus Bonna ( マーカス・ボナ )
マーカス・ボナの魅力は、管楽器用ケースをひとつひとつハンドメイドで仕上げている点です。
ファイバー製のセミハードケースは頑丈かつ高品質で定評があり、専用に研究された緩衝材が管体や細部の凹み・曲がりをしっかり防ぎます。
さらに、譜面や小物もまとめて収納できるため、移動時の荷物をひとつにまとめてストレスを軽減できます。
収納 | 楽譜、小物系◎ |
重量 | 2.5kg |

ポチップ
まとめ 現役プロが本気で選んだ!クラリネットケースおすすめ8選
クラリネットケースのおすすめをご紹介いたしました。自分の使い方に合ったケースやケースカバーを選ぶ参考にしてみて下さい。
また、楽器にフィットしている購入時のケースをそのまま使いながら、持ち運びを便利にしたい人はケースカバーだけの購入もおすすめです。
おすすめの楽器ケースやケースカバーと一緒に値段、重量、収納力なども簡単にまとめてあるのでそれらを比較して自分にピッタリのものを見つけてくださいね。
またB♭管だけを入れる場合はシングルケースだけ持っていれば大丈夫ですが、音大を受験したりオーケストラの作品を演奏する場合にはA管が必要になるので、2本の楽器が収納できるダブルケースが必要になります。
用途に合わせてシングルケースかダブルケース、または両方を揃えるかを検討してからご購入ください。
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