「ピアノを習いたいけど、月謝っていくらかかるんだろう…」
「大人から始めて本当に弾けるようになるの?」
そんな悩みを抱える方へ
実は、大人のピアノ教室の月謝は月7,000円〜15,000円が相場で、工夫次第でさらに費用を抑えることも可能です。
しかし、月謝だけでなく入会金や教材費など、見落としがちな費用も存在しています。
この記事では音大卒ライターが「大手・個人・オンライン別のリアルな月謝相場と費用内訳」と「費用を抑えて長く続けるコツ」について解説します。
「もう若くないから...」と諦める必要はありません。
実際に、60代から始めて1年で好きな曲を弾けるようになった方もたくさんいます。
大人のピアノ教室の月謝相場を徹底比較

ピアノ教室の月謝は、教室の形態によって大きく異なります。
ここでは「大手音楽教室」「個人ピアノ教室」「オンラインピアノ教室」の3つのタイプに分けて、それぞれの月謝相場と特徴を見ていきましょう。
教室名 | 月謝(目安) | 入会金 | その他費用 | 特徴 |
椿音楽教室 | 5,900円~23,300円 | 10,000円 | 事務手数料3,000円 | 全国のスタジオ200箇所以上でレッスン可能。担当講師制。 |
EYS音楽教室 | 12,480円~ (月2回〜) | 17,000円 | なし | 楽器無料プレゼント制度あり。レッスンの補講が無料で、スケジュール調整がしやすい。 |
シアーミュージック | 11,000円~(月2回) | 2,200円 | なし | 曜日・時間を固定せず自由に予約可能。複数の楽器やコースを同時に受講できる。 |
ヤマハ音楽教室 | 5,500円~11,000円 | 11,000円 | 施設費、教材費別途 | 独自のカリキュラムと教材で基礎からしっかり学べる。グループレッスンが豊富。 |
カワイ音楽教室 | 7,700円~30,000円 | 5,500円~11,000円 | 運営管理費別途 | ピアノメーカーならではの質の高いレッスン。コンクールなどを目指す上級者向けコースも。 |
島村楽器 | 9,350円~25,300円 | 13,200円 | なし | 楽器店が運営しており、楽器選びやメンテナンスの相談がしやすい。 |
Arts & Culture School | 5,500円~13,200円 | 0円 | なし | オンライン専門。英語でのレッスンにも対応。 |
リモオト |
6,000円~15,000円 | 0円 | なし | オンライン専門。月1回や単発レッスンなど、柔軟な受講が可能。 |
個人ピアノ教室 | 7,000円〜12,000円 | 0円〜10,000円 | 教室によって様々 | 先生との距離が近く、アットホームな雰囲気で学べる。レッスン内容やスケジュールに融通が利きやすい。 |
※上記は2025年9月時点の参考情報です。最新の料金は各教室の公式サイトをご確認ください。
大手音楽教室の月謝相場

大手教室の月謝は個人レッスンで月10,000円〜15,000円程度が相場です。
レッスンの回数や時間、レベルによって料金が変動します。
教室名 | 月謝(目安) | 入会金 | その他費用 | 特徴 |
椿音楽教室 | 5,900円~23,300円 | 10,000円 | 事務手数料3,000円 | 全国のスタジオ200箇所以上でレッスン可能。担当講師制。 |
EYS音楽教室 | 12,480円~ | 17,000円 | なし | 楽器無料プレゼント制度あり。レッスンの補講が無料で、スケジュール調整がしやすい。 |
シアーミュージック | 11,000円~(月2回) | 2,200円 | なし | 曜日・時間を固定せず自由に予約可能。複数の楽器やコースを同時に受講できる。 |
ヤマハ音楽教室 | 5,500円~11,000円 | 11,000円 | 施設費、教材費別途 | 独自のカリキュラムと教材で基礎からしっかり学べる。グループレッスンが豊富。 |
カワイ音楽教室 | 7,700円~30,000円 | 5,500円~11,000円 | 運営管理費別途 | ピアノメーカーならではの質の高いレッスン。コンクールなどを目指す上級者向けコースも。 |
島村楽器 | 9,350円~25,300円 | 13,200円 | なし | 楽器店が運営しており、楽器選びやメンテナンスの相談がしやすい。 |
大手の音楽教教室についていかにまとめてあります。ご興味のある方は読んでみてください!
大手音楽教室のメリット
- 長年の指導ノウハウが詰まった教材やカリキュラムが整備されており、初心者でも段階を踏んで着実に上達を目指せる。
- 採用基準や研修制度がしっかりしているため、どの講師から習っても一定水準以上の質の高いレッスンが期待できる。
- 駅の近くなどアクセスの良い場所に教室があることが多く、レッスン室や楽器などの設備も整っている。
- 料金体系が公式サイトなどで明示されており、安心して始められる。
- 大規模な発表会やイベントが開催されることもあり、モチベーション維持につながる。
大手音楽教室のデメリット
- 月謝に加え、施設費や運営管理費などが別途かかる場合があり、個人教室に比べて総額が高くなる傾向がある。
- レッスン日時が固定されていることが多く、急なスケジュール変更が難しい場合があります。カリキュラムが決まっているため、「この曲だけ弾きたい」といった細かい要望には応えにくい。
- 基本的に講師は教室側から割り当てられるため、相性が合わなくても変更が難しいケースがある。
個人ピアノ教室の月謝相場と特徴

個人ピアノ教室は、先生の自宅や専用のレッスン室で開かれている教室です。
月謝相場は月7,000円〜12,000円程度と、大手よりもやや安価な傾向にあります。
個人ピアノ教室メリット
- 先生との距離が近く、アットホームな雰囲気で学べる。
- レッスン内容やスケジュールに融通が利きやすい。
- 発表会などが大手ほど大規模でないため、参加費が安い場合がある。
個人ピアノ教室デメリット
- 先生によって指導方針やレベルが大きく異なるため、自分に合う先生を見つけるのが難しい。
- 料金体系やルールが不明確な場合がある。
- 先生との相性が合わない場合に教室を変えにくい。
オンラインピアノ教室の料金体系

リモオト |
6,000円~15,000円 | 0円 | なし | オンライン専門。月1回や単発レッスンなど、柔軟な受講が可能。 |
Arts & Culture School | 5,500円~13,200円 | 0円 | なし | オンライン専門。英語でのレッスンにも対応。 |
近年急増しているのが、Zoomなどのビデオ通話アプリを使ったオンラインレッスンです。
月謝相場は月5,000円〜10,000円程度と、対面レッスンよりも安く設定されています。
オンラインピアノ教室のメリット
- 教室への移動時間がなく、自宅で気軽にレッスンを受けられる。
- 月謝が比較的安い。
- 早朝や深夜など、対面では難しい時間帯にレッスンを受けられる場合がある。
オンラインピアノ教室のデメリット
- 対面に比べて音質や画質が劣り、細かいニュアンスが伝わりにくいことがある。
- 指の形や姿勢の指導が難しい。
- 自宅にピアノとインターネット環境を整える必要がある。
月謝以外にかかる費用

ピアノを習い始めるとき、月謝ばかりに目が行きがちですが、それ以外にも様々な費用がかかります。
初期費用(入会金・教材費・楽譜代)
入会金は多くの教室で必要となり、相場は5,000円〜15,000円程度です。
キャンペーンで無料になることもあるので、入会前に必ずチェックしましょう。
使用する教則本やテキスト代です。進度に合わせて数千円程度の費用が随時かかります。
あとは、弾きたい曲の楽譜代です。1冊500円〜3,000円程度が目安です。
継続費用(施設利用費・発表会費)
大手教室の場合、月謝とは別に施設利用費・運営管理費が毎月500円〜2,000円程度の費用がかかることがあります。
また、発表会への参加は任意の場合が多いですが、日頃の練習の成果を披露する良い機会です。
参加費は8,000円〜30,000円程度で、会場の規模や写真・DVD代などによって変動します。
意外な出費と節約ポイント
楽器購入費
自宅にピアノがない場合は購入する必要があります。
電子ピアノなら5万円程度から、中古のアップライトピアノなら20万円程度から探せます。
調律費
アコースティックピアノの場合、年に1〜2回の定期的な調律が必要です。
費用は1回あたり15,000円前後です。
節約ポイント
- 楽譜は図書館で借りたり、インターネットの無料楽譜サイトを活用する。
- 発表会の衣装はレンタルや手持ちの服で工夫する。
楽譜サイトや楽譜アプリのおすすめはこちら
月謝を抑えて質の高いレッスンを受ける6つの方法

グループレッスンvs個人レッスンの使い分け術
初心者のうちは、料金が比較的安いグループレッスンから始めるのも一つの手です。
友達と一緒に学ぶことでモチベーションを維持しやすく、基礎的な知識を効率よく学べます。
上達してきて、より専門的な指導を受けたくなったら個人レッスンに切り替えるという方法もおすすめです。
月2回コースで効率的に上達する方法
多くの教室では、月3〜4回のコースだけでなく、月2回のコースも用意されています。
毎週通うのが難しい方や、費用を抑えたい方は月2回コースを検討してみましょう。
レッスンの間隔が空く分、自主練習の計画をしっかり立てることが上達の鍵です。
レッスンで出された課題を次のレッスンまでに完璧にこなす、というサイクルを確立できれば、月2回でも十分に上達できます。
月2回、都合の良い日時と場所を選んでレッスンを受けられる椿音楽教室がおすすめです。
入会金無料キャンペーンを狙うベストタイミング
多くの音楽教室では、春(3〜5月)や秋(9〜11月)に新規入会者を対象としたキャンペーンを実施します。
この時期を狙えば、通常1万円前後かかる入会金が無料または割引になることが多く、初期費用を大幅に抑えることができます。
椿音楽教室では、体験レッスン当日に入会すると入会金が全額免除される場合があります。
オンラインレッスンのメリット・デメリット
前述の通り、オンラインレッスンは月謝が安く、移動時間もかからないという大きなメリットがあります。
一方、講師とのコミュニケーションや音質の面でデメリットもあります。
対面レッスンとオンラインレッスンを組み合わせている教室もあるので、自分のライフスタイルや目的に合わせて検討してみましょう。
個人教室の探し方と価格交渉のコツ
個人教室は、知人の紹介や地域の情報サイト、ピアノ教室専門の検索サイトなどで探すことができます。
月謝が明記されていない場合は、体験レッスンの際に料金体系をしっかり確認しましょう。
月謝の交渉は難しい場合が多いですが、レッスンの回数や時間を調整してもらうことで、結果的に費用を抑えられる可能性があります。
大人男性の場合、女性講師が経営する個人教室では受け入れを断られるケースが多いため、大手音楽教室の方が安心して通えるでしょう。
楽器プレゼント教室を探す
EYS音楽教室のように、入会すると楽器を無料でもらえる教室もあります。
これからピアノを始める方にとっては、高価な楽器を購入する初期投資をなくせるため、非常に魅力的な選択肢です。
ただし、月謝が相場より高めに設定されている場合もあるため、トータルコストを比較検討することが重要です。
EYS音楽教室について詳しくはこちら。
大人のピアノ教室の選び方
通いやすさで選ぶ
上達のためには、何よりもレッスンを継続することが大切です。
自宅や職場から通いやすい場所にある教室を選びましょう。
レッスンの曜日や時間帯が自分のライフスタイルに合っているかどうかも重要なポイントです。
体験レッスンで講師との相性を確認する
ほとんどの教室で、入会前に体験レッスンを受けることができます。料金は無料〜3,000円程度です。
実際にレッスンを受けてみることで、教室の雰囲気や講師の教え方が自分に合っているかを確認できます。
複数の教室の体験レッスンを受けて、じっくり比較検討することをおすすめします。
体験レッスンでは、以下のような点をチェックすると良いでしょう。
- 講師は丁寧に分かりやすく教えてくれるか
- 自分の弾きたい曲や目標について親身に相談に乗ってくれるか
- 教室の雰囲気は自分に合っているか
- レッスンの進め方やカリキュラムは納得できるものか
大手vs個人教室のメリット・デメリット比較
大手音楽教室 | 個人ピアノ教室 | |
メリット | ・カリキュラムが体系化されている ・講師の質が安定している ・施設や設備が充実している ・全国に教室があり通いやすい |
・月謝が比較的安い ・レッスン内容の融通が利きやすい ・アットホームな雰囲気 ・先生と密なコミュニケーションが取れる |
デメリット | ・月謝や諸費用がやや高め ・レッスン日時や講師の変更がしにくいことがある |
・先生によって指導力に差がある ・料金体系が不明確な場合がある ・先生との相性が合わないと続けにくい ・先生の変更ができない |
大人がピアノを挫折する理由と対策

「練習時間が取れない」
仕事や家事で忙しい大人が練習時間を確保するのは簡単ではありません。
しかし、1日15分でも良いので、毎日ピアノに触れる習慣をつけることが大切です。
「平日は教則本の練習、休日は好きな曲を弾く」など、メリハリをつけるのも効果的です。
「楽譜が読めない」
楽譜が読めないと、練習のモチベーションが下がってしまいがちです。
最初のうちは、音符にカタカナでドレミを振ってしまっても構いません。
レッスンで楽譜の読み方を基礎から丁寧に教えてもらいましょう。
最近は、鍵盤が光って次に弾く音を教えてくれる電子ピアノや、楽譜読みをサポートしてくれるアプリなども活用できます。
「指が動かない」
子供の頃に比べて、大人は指が硬くなっているため、最初は思い通りに指が動かないかもしれません。
焦らず、指を一本一本独立させて動かすための基礎練習を毎日少しずつ続けましょう。
ハノンなどの指の練習曲は、地味ですが着実に効果が現れます。
まとめ
大人のピアノ教室の月謝は、教室の形態やレッスンの回数によって様々ですが、ポイントを押さえれば費用を抑えながら質の高いレッスンを受けることが可能です。
月謝相場 | ・大手(1〜1.5万円) ・個人(0.7〜1.2万円) ・オンライン(0.5〜1万円) |
費用を抑えるコツ | ・キャンペーン活用 ・月2回コース ・オンラインレッスンの検討 |
教室選びのポイント | 通いやすさ、講師との相性など |
何よりも大切なのは、「ピアノを弾きたい」という気持ちです。
この記事を参考に、ぜひ自分にぴったりのピアノ教室を見つけて、音楽のある豊かな生活をスタートさせてください。
当ブログでは現役音大生や音大出身のライターが、「音楽に関する質の高い情報」を発信しています。
ぜひ他の記事もご覧いただき、役立てていただければ幸いです。