【音大卒が解説】自分にあったピアノ教室の選び方

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Music Diversity編集部

現役音大生や音大出身のライターが所属するMusic Diversity編集部です。 「音楽が好きなすべての人々に、質の高い情報を届け、新たな発見や感動を提供したい」という強い思いを持って、日々コンテンツの制作に取り組んでいます。

お子さんにさせたい習い事に「ピアノ」は入っていることが多いですよね。

大人になっても、「自分の好きな曲を弾きたい!」と思って、ピアノ教室を検討するタイミングってあると思います。

この記事では、自分にあったピアノ教室を選ぶ方法を音大卒のライター目線から解説していきます!

結論 自分にあったピアノ教室の選び方

結論からお話しすると、自分(お子さん)にあった教室を見つけるには、以下のポイントをチェックしましょう。

  • ストレスなくピアノを学ぶ環境があるか
  • 発表会の有無
  • 先生の人柄・相性が自分(お子さん)と合っているかどうか
  • 最適な費用かどうか

ストレスなくピアノを学ぶ環境があるか

「ストレスなく」という部分は人によって、基準が異なってくると思いますが、以下のような点を確認しておきましょう。

  • 日程調整ができるかどうか
  • 通いやすいか(教室の場所が家から遠すぎないか)
  • 教室のピアノの弾き心地や、雰囲気は良いか

レッスン日の振替をしてもらえる教室だと、予定が入ってしまった時も安心です。

また、通いやすいかどうかも重要で、あまりにも遠すぎると行くのが憂鬱になって、ピアノを続けるのが困難になってしまいます。

本当に自分にとって良い先生で、お世話になっている方は別ですが、最初は近所のピアノ教室を選ぶのが無難です。

お子さんが1人で通えそうかや、車の駐車場があるかどうかなども確認しておくと良いと思います。

ピアノは継続しないと上達しないです!

最近では、オンラインの教室も増えてきたので、お手軽にピアノを始められます。

発表会の有無

発表の場が年1回でもあると、ピアノの演奏技術向上や、やる気アップにも繋がります。

発表会があるかどうか、体験レッスンの時に聞いてみると良いと思います。

先生の人柄・相性が自分(お子さん)と合っているかどうか

「先生が熱心にピアノを教えてくれているか」

「生徒さんの個性に合わせたレッスンができているか」

「お子さんの成長を見守ってくれそうか」

などなど、先生との相性が一番大事です。

最適な費用かどうか

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レッスン料金(お月謝)が高すぎないか、安すぎて質が悪くないかなど、体験レッスンや教室ホームページを確認しておきましょう。

また、レッスンのほかに発表会の会費やコンクール参加費用がどのくらいかかるか聞いておきましょう。

大手のピアノ教室 VS 個人のピアノ教室

大手のピアノ教室と個人のピアノ教室、どちらが良いか迷っている方は多いと思います。

私の思う結論は、やはり「人(先生)」で選ぶべきだと思います。

大手のピアノ教室は安心できる選択かもしれません。

なぜなら、多くの講師が音楽大学を卒業し、試験を経て採用されているからです。

しかし、大手の教室で教える講師の中には、自宅でレッスンを行っている人も多く、通常は大手の教室よりも安い月謝で提供しています。

これは、大手教室では月謝の半分以上が運営会社の収入となるためです。

私の周りで大手の音楽教室に勤める友人たちは、多くが大手と自宅レッスンの両方を行っています。

ですから、一概に「大手のピアノ教室が良い!」とは言えません。

大手ピアノ教室のメリット & デメリット

大手ピアノ教室のメリット

大手のピアノ教室のメリットは以下になります。

  • 指導方法が決まっていて教材も豊富。
  • 事務作業とレッスンをする担当者が分かれているため、意見を言いやすい
  • 先生のレベルが採用試験があるため、一定水準以上に保たれている
  • 発表会やグレードテスト、コンクールがある
  • 全国に教室があるから通いやすい

大手ピアノ教室のデメリット

  • 先生が途中で辞めてしまうことがある
  • 曜日・時間が固定で振替がしずらい
  • 先生を選べない場合がある
  • 教材やカリキュラムが決まっていると、お子さん一人一人に合わせたレッスンが難しい

コースごとに先生が決まっていたり、先生が希望の曜日に勤務していない場合もあるため、「いいな!」と思った先生に教えてもらえない可能性があります。

個人のピアノ教室のメリット & デメリット

個人のピアノ教室のメリット

  • 振替ができたり、曜日や時間に融通が利きやすい
  • 同じ先生に教えてもらえる
  • 一人一人に合わせたレッスンが受けられる
  • 先生と生徒の距離感が近い

個人のピアノ教室のデメリット

  • 何か意見を言いたい時や、体験レッスン後断るとき言いづらい場合もある
  • 個人のピアノ教室には採用試験などがないため、レベルが様々

ピアノ教室を開くのに、資格などはいらないため様々な先生がいます。

先生の経歴やコンクール受賞歴の有無などしっかり実力があるかどうかを見極めることが大切です!

ピアノ教室の体験レッスンで確認する3つのポイント

ポイント1:ピアノを習う目的と教室の指導方針が合っているかを確認する

「とにかく楽しんで弾きたい!」

「将来演奏で食べていけるようになりたい。」

「好きなアニメの曲が弾けるようになりたい!」

などなど…

ピアノを習う目的は人それぞれですよね。

ピアノを習う目的が教室の方針と合っているか確認しましょう。

たとえば、アニメやポップスの曲を弾きたいと思っていても、教材がクラシックに限られている教室では満足できないかもしれません。

また、厳格なレベル要求の教室では、「楽しむ」ことを主眼に置いている方には不向きかもしれません。

体験レッスンの前には、教室のホームページを確認するなどして、その方針を把握しておくと良いでしょう。

また、体験レッスンでは、教師がどのようにレッスンを進めるか、そしてその指導方法があなたやお子さんに合っているかを見極めましょう。

教師が生徒の興味やニーズに応じて指導を調整しているかも、確認することが大切です。

体験レッスンの前にどのような目的でピアノを習いたいかを伝えておこう

体験レッスン前に、自分の目的を伝え、先生にそれに沿った対応を期待するのも一つの方法です。

これにより、先生も当日のレッスンを適切に準備することが可能になります。

ポイント2:料金体系(月謝)とスケジュールを確認する

月謝や入会金などの料金体系、さらにレッスンの頻度やスケジュールが自分の生活リズムに適合しているかどうかを確認しましょう。

以前にも少し触れましたが、発表会やコンクール参加される場合の、費用の確認をしておきましょう。

ポイント3:先生との相性を確認する

先生や(大手のピアノ教室の場合は)スタッフとのコミュニケーションがスムーズに行えるかどうかを確認しましょう。

質問や疑問に対して親身に対応してくれるかどうかは、教室選びの重要な基準です。

さらに、お子さんやご自身が体験レッスンを楽しめているかどうかも重要なポイントです。

すぐに上手く弾けるようになるのは稀ですが、レッスン中に「ピアノが楽しい!」と感じられるかどうかを確認することが大切です。

まとめ 自分にあったピアノ教室の選び方

ピアノの学習は長期的な投資です。

だからこそ、慎重に選び、ご自身やお子さんが長く続けられる環境を選ぶことが大切です。

教室選びの参考になれば幸いです!

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