Amazon Audible無料体験はこちら

現役音楽家が選ぶ電子ピアノおすすめ15選【2025年】用途別・予算別で選び方も解説

※当メディアにはプロモーションが含まれております。

現役音楽家が選んだ電子ピアノおすすめ15選
Music Diversityのアイコン画像

Music Diversity編集部

現役音大生や音大出身のライターが所属するMusic Diversity編集部です。 「音楽が好きなすべての人々に、質の高い情報を届け、新たな発見や感動を提供したい」という強い思いを持って、日々コンテンツの制作に取り組んでいます。

ピアノを始めたいけれど、「どの電子ピアノを選べばいいかわからない」「生ピアノとの違いが心配」と悩んでいませんか?

電子ピアノは価格帯も機能も幅広く、メーカーごとに特色があるため、初めての方にとって選択は簡単ではありません。
安価なモデルを選んで後悔したり、逆に高額すぎるモデルを購入して機能を持て余してしまったり。

そんな失敗を避けるためには、目的と予算に最適な機種を見極めることが重要です。

そこで今回は、本メディアに所属する複数のピアノ講師監修のもと、音楽家的な観点から本当におすすめできる電子ピアノを厳選してご紹介します。

「子どもの習い事用にはどの程度のモデルが適切?」「大人の趣味なら何を重視すべき?」「生ピアノの代替として使えるレベルは?」といった疑問に、実際の演奏経験を基にお答えします。

電子ピアノとは?キーボードやアコースティックピアノとの違い

電子ピアノは、アコースティックピアノに近いタッチや音色を再現しながら、より手軽に楽しめるデジタル楽器です。
内部にセンサーと音源が搭載されており、鍵盤を押すと録音されたピアノ音がスピーカーから再生されます。
音量調節やヘッドホンの使用ができるため、マンションなどでも安心して練習できます。

アコースティックピアノは、ハンマーが弦を叩いて音を出す仕組みで、自然で豊かな響きが魅力。
一方で定期的な調律が必要で、設置スペースや音量の問題から導入が難しいケースもあります。

キーボードは、電子ピアノよりも軽量・コンパクトで持ち運びやすく、ピアノ以外にも多彩な音色を出せるのが特徴です。
ただし鍵盤の数が少ないモデルやタッチが軽いものが多く、本格的なピアノ練習には不向きです。

アコースティックピアノの響きを目指しつつ、日常に取り入れやすいのが電子ピアノの大きな魅力です。

キーボード 電子ピアノ アコースティックピアノ
音の仕組み デジタル音源 デジタル音源 ハンマーで弦を叩く
鍵盤タッチ 軽い(ハンマーアクション無し) 重い(ハンマーアクション有り) 重い(本物のハンマー)
鍵盤数 61鍵などが主流 88鍵 88鍵
ペダル 付属しないか、簡易的なスイッチ 1本または3本ペダルが付属 3本ペダル
音色数 非常に多い 10~300程度 1種類(ピアノのみ)
音量調節 可能(ヘッドホン可) 可能(ヘッドホン可) 不可(消音機能付きは別)
メンテナンス ほぼ不要 ほぼ不要 定期的な調律が必要
サイズ・重量 小型・軽量 中型・中量 大型・重量
価格帯 1万円~ 5万円~ 50万円~

この比較からわかるように、電子ピアノは「アコースティックピアノの演奏体験を、現実的な制約の中で可能な限り忠実に再現すること」を目的として設計された楽器です。一方でキーボードは「多様な音色と機能で音楽制作やバンド演奏を楽しむこと」を目的としています。この根本的な目的の違いを理解することが、後悔しない楽器選びの鍵となります。

ピアノ講師目線では、できれば最初からアコースティックピアノをおすすめしたいところですが、「続けられるかまだわからない」「趣味で楽しみたい」「予算が限られている」という方なら、電子ピアノから始めるのも現実的でおすすめの選択です。

 

電子ピアノの選び方

キーボードとヘッドフォン

【最重要】鍵盤タッチ

電子ピアノ選びで最もこだわるべきは、間違いなく「鍵盤のタッチ」です。良いタッチのピアノは正しい奏法を体に染み込ませ、悪いタッチは直すのが難しい癖をつけてしまいます。

鍵盤の構造と素材

樹脂鍵盤は5万円~15万円前後のモデルに多く採用されています。耐久性に優れますが、中が空洞のものが多く、長時間の練習では指が疲れやすい傾向があります。

木製鍵盤・ハイブリッド鍵盤は15万円以上の上位モデルに多く見られます。アコースティックピアノと同様に木材を使用することで、ずっしりとした手応えと自然なしなりが生まれ、より繊細なコントロールが可能になります。

ローランドなどが採用する、木材と樹脂を組み合わせた「ハイブリッド鍵盤」は、木製鍵盤のタッチ感と樹脂の耐久性を両立させています。
レッスンでの上達を真剣に考えるなら、木製またはハイブリッド鍵盤が断然おすすめです。

タッチの再現性にも注目を

本物のピアノに近いタッチを再現できるかどうかで、弾き心地や上達のスピードは大きく変わります。

グレードハンマーアクションは、低音ほど重く、高音ほど軽くなる鍵盤の重さを再現した仕組み。
グランドピアノ特有の弾き応えに近づけており、しっかりとしたタッチ練習をしたい人には欠かせません。

象牙調・黒檀調仕上げの鍵盤は、指先に自然にフィットし、長時間弾いても滑りにくいのが特徴。
「指が汗ばんで弾きにくい」というストレスを感じにくく、快適に練習できます。

また、上位機種に搭載されるエスケープメント機構は、弱く押したときに感じる繊細な“カチッ”とした手応えを再現。
クラシック曲などでの微妙なタッチコントロールが求められる場面で、表現力をぐっと高めてくれます。

無理のない範囲で構いませんが、「タッチ」にこだわって選ぶことが、結果的に上達を早めてくれます。

 

デザインと設置スペース

電子ピアノは一度設置すると長く付き合う家具のような存在でもあります。
ご自身の部屋の広さやインテリアに合ったものを選びましょう。

ポータブルタイプ(卓上型)

出典:Amazon

スタンドと本体が分離しており、軽量・コンパクトなモデル。設置場所の移動や、使わないときの収納も可能です。

限られたスペースを有効活用したい方や、ライブなどで持ち運びたい方におすすめです。

ヤマハのPシリーズやカワイのESシリーズが代表的です。

キャビネットタイプ(据え置き型)

出典:Amazon

スタンド、ペダルが一体となった、アップライトピアノのような外観のモデル。

安定感があり、スピーカーの響きも豊かになる傾向があります。ご自宅での練習がメインの方はこちらが基本となります。

サイズを確認する

購入前には必ず設置予定場所の幅と奥行きを採寸し、ピアノの寸法と照らし合わせましょう。

特に奥行きは、スリムなモデル(30cm未満)から本格的なモデル(45cm以上)まで幅があるため、注意が必要です。

近年では、ローランドの「きよら」カシオの「PX-S7000」のように、インテリアとしての美しさを追求したデザイン性の高いモデルも登場しています。

 

音のリアリティと表現力にこだわろう

出典:Amazon

電子ピアノを選ぶうえで、「どんな音が出るか」は最も大切なポイントです。
音が心地よいと、それだけで「もっと弾きたい」という気持ちが湧き、練習のモチベーションにもつながります。

音源方式:サンプリング音源とモデリング音源の違い

電子ピアノの音は、主に「サンプリング音源」と「モデリング音源」という2つの方式で作られています。

サンプリング音源 実際のコンサートグランドピアノの音を、一音ずつ丁寧に録音したデータを再生する仕組み。
ヤマハやカワイなど多くのメーカーが採用しており、「どのピアノを録音しているか(例:ヤマハCFX、カワイSK-EX)」によって音のキャラクターが変わります。
モデリング音源 弦の振動や共鳴などの物理現象をコンピューターで再現する方式。ローランドなどが採用しており、より自然で滑らかな音の変化が得られるのが特徴です。
高級モデルに多く搭載されていますが、アコースティックピアノに近い表現を求める方にはおすすめです。

同時発音数:音が途切れないための重要ポイント

「同時発音数」は、一度に鳴らせる音の数のこと。
ペダルを踏んだり和音を重ねたりすると、音がどんどん重なっていきます。

発音数が少ないと、前の音が途中で消えてしまう“音切れ”が起きることも。
初心者なら128音以上、クラシックなどを弾くなら192音以上あると安心です。

スピーカー構成:音の広がりと臨場感を決める

スピーカーの数や配置も、音の立体感に大きく影響します。

  • 2スピーカー:10万円以下のモデルに多く、左右からシンプルに音が出ます。
  • 4スピーカー以上:15万円前後から増えてきます。上部や下部にもスピーカーがあり、ピアノ全体から響くような包み込まれるサウンドを再現します。

特に自宅で小さな音量で弾く場合は、スピーカーが多いモデルの方が、より自然な音の広がりを感じられます。

ただし、趣味で気軽に楽しみたい方ヘッドホンで練習する機会が多い方は、2スピーカーでも十分満足できます。
自分の演奏スタイルに合ったモデルを選ぶことが大切です。

 

ペダルの有無

出典:Amazon

電子ピアノには、ペダルが最初から付いているモデルや、あとから外付けで接続できるモデルがあります。

ペダルは、音をただ伸ばすだけでなく、響きを豊かにしたり、音のつながりを自然にしたりと、表現力を大きく広げてくれる重要な機能です。

入門モデルには、シンプルなスイッチ型ペダルが付属していることもありますが、本格的に学びたい方は「3本ペダルユニット」対応モデルを選ぶのがおすすめです。

また、「ハーフペダル対応」と書かれているモデルなら、踏み込みの深さで音の伸び具合を細かく調整できるため、より自然な演奏が可能になります。

Bluetooth接続やアプリ連携

近年の電子ピアノには、スマートフォンやタブレットと連携できる機能が搭載されており、練習の幅が大きく広がっています。
特にBluetooth機能を活用すれば、ケーブルを使わずに音楽を楽しんだり、アプリと連携して効率的に練習したりできます。

Bluetoothオーディオ スマートフォンの音楽を、電子ピアノ本体の高音質なスピーカーからワイヤレスで再生できる機能です 。好きなアーティストの曲に合わせて演奏したり、YouTubeのレッスン動画の音声を流しながら練習したりと、活用の幅は無限大です。 
Bluetooth MIDI 電子ピアノの演奏情報を、ワイヤレスでアプリに送信する機能です 。これにより、各メーカーが提供する専用アプリ(ヤマハ「スマートピアニスト」、ローランド「Piano Every Day」など)を使って、音色変更や内蔵曲の楽譜表示、録音などをスマホ画面で直感的に操作できます。

これらの機能は必須ではありませんが、練習のモチベーション維持に大きく貢献してくれるでしょう。

メーカーごとの特徴

電子ピアノ市場は、主に日本の4大メーカーが牽引しています。
それぞれに音作りや鍵盤に対する哲学があり、その個性を知ることは、自分好みのピアノを見つける上で大きなヒントになります。

メーカー 特徴
YAMAHA(ヤマハ) アコースティックピアノで世界トップシェアを誇る、まさに王道。自社のコンサートグランドピアノ「CFX」からサンプリングされた音は、明るく華やかで、バランスの取れたクリアなサウンドが特徴です 。鍵盤の反応も素直で、どんなジャンルにも対応できる安定感があり、迷ったらまずヤマハ、と言われるほどの信頼性があります 。
KAWAI(カワイ) ヤマハと並ぶ日本の老舗ピアノメーカー。電子ピアノにいち早く木製鍵盤を採用するなど、アコースティックピアノに近いリアルなタッチ感の追求に定評があります。音色は、自社の最高峰グランドピアノ「SK-EX」をサンプリングしており、ヤマハに比べて温かく、まろやかで深みのあるサウンドが特徴です。
Roland(ローランド) アコースティックピアノは製造せず、電子楽器に特化したメーカー。独自の「モデリング音源」によるきめ細やかで表現力豊かなサウンドが最大の魅力です。打鍵の強弱に対する応答性が非常に高く、電子楽器ならではの先進的な機能(Bluetooth連携や高性能なアプリなど)も充実しています。
CASIO(カシオ) 時計や電卓で培った電子技術を活かし、コストパフォーマンスに優れた製品を多く生み出しています。特に「Privia」シリーズは、世界最小クラスのスリムなデザインで人気を博しています。近年ではドイツの名門ピアノメーカー「C.ベヒシュタイン」と共同開発した上位モデルも展開しており、手頃な価格帯から本格派まで幅広いラインナップが魅力です。

価格で選ぶ いくらの電子ピアノを購入すべき?

最後に、予算についてです。
価格と性能は比例しますが、目的によって最適な価格帯は異なります。

5万〜10万円前後:必要な機能をしっかり備えた安心モデル

この価格帯の電子ピアノは、ピアノ学習に必要な88鍵盤・ハンマーアクション・ペダルといった基本性能をしっかり備えています。
お子さまの初めてのレッスンや、大人の趣味として気軽に始めたい方には十分なスペックです。

ただし、これより安いキーボードは鍵盤数が少ない・タッチが軽すぎるなど、練習用としては物足りないことが多い点に注意しましょう。

電子ピアノの「ハンマーアクション」とは、本物のピアノの鍵盤のタッチと構造を再現した機能のことです。

10万〜20万円台:長く続けたい人におすすめの中堅モデル

この価格帯の電子ピアノは、鍵盤の素材やセンサー精度が向上し、スピーカーの数も増えるため、表現力や音の立体感が格段に上がります。

長く続けるつもりなら、この価格帯が最もバランスの取れた選択といえるでしょう。

20万円以上:よりリアルな弾き心地を求める方向け

この価格帯になると、木製鍵盤の採用や高性能スピーカーシステムによって、アコースティックピアノに近いタッチや響きを再現します。

本格的なクラシック曲の練習や、上級者にも満足できる品質です。

「とりあえず安いもので…」と5万円以下の機種を選ぶと、すぐに物足りなくなって買い替えに至るケースも少なくありません。
ピアノを始める最初の投資として、最低でも5万円以上の“ハンマーアクション搭載・88鍵盤”モデルを選ぶことが、結果的にムダのない賢い選択です。

 

【2025年最新】現役音楽家が選ぶ電子ピアノおすすめ15選比較表

商品名 商品画像 価格(税込) 商品リンク 奥行き 高さ 重量 形状 鍵盤数 最大同時発音数 音色数 スピーカー数 鍵盤の素材 録音機能 音色変換機能 自動伴奏機能 ヘッドホン付き スタンド付き モデリング音源搭載 スマホ・タブレット連携 椅子付き ペダル付き
CASIO PX-S1100 69,300円 Amazon
楽天
Yahoo
132.2cm 23.2cm 10.2cm 11.2kg ポータブル 88 192 18 2 樹脂 あり レイヤー, スプリット なし なし なし なし あり なし あり(別売)
YAMAHA P-225 50,864円 Amazon
楽天
Yahoo
132.6cm 27.2cm 12.9cm 11.5kg ポータブル 88 192 24 4 樹脂 あり デュアル, スプリット, デュオ あり なし なし なし あり なし あり(別売)
KAWAI ES120 82,500円 Amazon
楽天
Yahoo
130.5cm 28.0cm 15.0cm 12.5kg ポータブル 88 192 25 2 樹脂 あり 情報なし あり なし なし なし あり なし あり(別売)
YAMAHA YDP-165 YAMAHA ARIUS YDP-165 118,800円 Amazon
楽天
Yahoo
135.7cm 42.2cm 84.9cm 42.0kg キャビネット 88 192 10 2 樹脂 あり デュアル, デュオ なし あり あり なし あり あり あり
KAWAI CX302 KAWAI CX302 132,000円 Amazon
楽天
Yahoo
136.0cm 40.5cm 85.5 cm 39.0 kg キャビネット 88 192 15 2 樹脂 あり デュアル, 4ハンズ なし あり あり あり あり あり あり
Roland RP701 Roland RP701 123,600円 Amazon
楽天
Yahoo
136.6cm 46.3cm 102.7cm 46.0kg キャビネット 88 256 324 2 樹脂 あり ツインピアノ あり あり あり なし あり あり あり
CASIO AP-470 CASIO CELVIANO AP-470 99,990円 Amazon
楽天
Yahoo
141.7cm 42.7cm 86.1cm 43.4kg キャビネット 88 256 22 4 樹脂 あり レイヤー なし あり あり なし あり あり あり
YAMAHA CLP-845 YAMAHA Clavinova CLP-845 264,000円 Amazon
楽天
Yahoo
145.0cm 46.0cm 92.7cm 60.0kg キャビネット 88 256 38 4 木製 あり デュアル, デュオ なし あり あり あり あり あり あり
KAWAI CA401 KAWAI CA401 209,000円 Amazon
楽天
Yahoo
136.0cm 49.0cm 91.5cm 58.0kg キャビネット 88 192 19 4 木製 あり デュアル, 4ハンズ なし あり あり なし あり あり あり
Roland HP704 Roland HP704 190,000円 Amazon
楽天
Yahoo
137.7cm 46.8cm 111.3cm 59.5kg キャビネット 88 無制限 324 4 ハイブリッド あり デュアル, スプリット, ツインピアノ なし あり あり あり あり あり あり
YAMAHA CLP-875 YAMAHA CLP-875 346,500円 Amazon
楽天
Yahoo
145.0cm 46.5cm 96.7cm 71.0kg キャビネット 88 256 38 6 木製 あり デュアル, デュオ あり あり あり あり あり あり あり
KAWAI CA901 KAWAI CA901 462,000円 Amazon
楽天
Yahoo
145.5cm 47.5cm 101.0cm 82.5kg キャビネット 88 256 106 響板+6 木製 あり デュアル, スプリット, 4ハンズ あり あり あり あり あり あり あり
Roland LX6 Roland LX6 326,700円 Amazon
楽天
Yahoo
138.3cm 49.3cm 111.8cm 87.0kg キャビネット 88 無制限 324 5 ハイブリッド あり 情報なし なし なし あり あり あり あり あり
Roland Kiyola KF-10 Roland Kiyola KF-10 407,000円 Amazon
楽天
Yahoo
139.6cm 33.7cm 78.2cm 33.0kg キャビネット 88 無制限 271 4 ハイブリッド あり 情報なし なし なし あり あり あり あり あり
CASIO PX-S7000 CASIO Privia PX-S7000 275,000 円 Amazon
楽天
Yahoo
134.0cm 44.9cm 74.1cm 28.1kg キャビネット 88 256 400 8 ハイブリッド あり レイヤー, スプリット なし なし あり なし あり なし あり

商品価格は 2025年10月時点の調査結果に基づいています。最新の価格や在庫状況については、各通販サイトまたは公式サイトにてご確認ください。

 

【2025年最新】現役音楽家が選ぶ電子ピアノおすすめ15選

これまでの選び方のポイントを踏まえ、用途と予算別に本当におすすめできる電子ピアノを15機種厳選しました。

【予算5万円~10万円】子どもの習い事・気軽に始めたい (初心者向け電子ピアノ)

この価格帯は、ピアノを始めるための基本性能をしっかりと押さえつつ、省スペース性やコストパフォーマンスに優れたモデルが揃っています。

CASIO Privia PX-S1100

出典:Amazon

ハンマーアクション付き88鍵盤電子ピアノとして世界最小クラスの奥行き23.2cmを実現した大人気モデル。
どんな部屋にもすっきりと置けるデザイン性と、価格を超えたピアノ性能を両立しています。

圧迫感が全くなく、リビングに置いてもインテリアに自然に溶け込みます。
タッチは価格帯を考えるとしっかりしており、初心者の方が正しい指の形で練習を始めるのに十分な性能です。

Bluetoothオーディオ機能も標準搭載で、スマホの曲を流しながら気軽にセッションできるのも、ピアノを続ける楽しさに繋がります。

スペースの問題でピアノを諦めていた方に、まず試してほしい一台です。
別売りでスタンドも販売されています。

幅×奥行×高さ 132.2 × 23.2 × 10.2 cm
重量 11.2 kg
形状 ポータブルタイプ
鍵盤数 88鍵
最大同時発音数 192音
音色数 18
スピーカー数 2
鍵盤の素材 樹脂 (スマートスケーリングハンマーアクション鍵盤)
録音機能 あり (MIDI/オーディオ)
音色変換機能 レイヤー、スプリット、デュエット
自動伴奏機能 なし
ヘッドホン付き なし
スタンド付き なし (別売)
モデリング音源搭載 なし (マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiR)
スマホ・タブレット連携 あり (Bluetooth Audio/MIDI)
椅子付き なし

 

YAMAHA P-225

出典:Amazon

世界中で愛されたポータブルピアノP-125の後継機。よりコンパクトでスタイリッシュなデザインに進化し、新開発の「GHC鍵盤」でリアルな演奏感を実現しています。

ヤマハならではの、きらびやかで抜けの良いピアノサウンドが魅力です。

新開発のGHC鍵盤は、コンパクトながらもしっかりとした手応えがあり、強弱のコントロールもしやすい印象です。
ポータブルタイプでありながら4スピーカーを搭載し、音の広がりも良好。自宅での練習から、時には外に持ち出して演奏したいというアクティブな方におすすめです。

幅×奥行×高さ 132.6 × 27.2 × 12.9 cm
重量 11.5 kg
形状 ポータブルタイプ
鍵盤数 88鍵
最大同時発音数 192音
音色数 24
スピーカー数 4
鍵盤の素材 樹脂 (GHC鍵盤)
録音機能 あり (MIDI)
音色変換機能 デュアル、スプリット、デュオ
自動伴奏機能 あり (リズム20種)
ヘッドホン付き なし
スタンド付き なし (別売)
モデリング音源搭載 なし (ヤマハ CFXサンプリング)
スマホ・タブレット連携 あり (Bluetooth Audio)
椅子付き なし

 

KAWAI ES120

出典:Amazon

持ち運び可能なポータブルタイプながら、カワイが誇る本格的な鍵盤タッチと温かみのあるピアノ音色を実現したモデル。

この価格帯のポータブルピアノとしては、鍵盤の完成度が非常に高いです。カワイ独自の「レスポンシブ・ハンマー・アクション・スタンダード(RHS)鍵盤」は、軽やかでありながらも適度な手応えがあり、特にトリルなどの速いパッセージが弾きやすいのが特徴です。

音色はカワイらしい、優しく丸みのあるサウンド。Bluetoothオーディオ/MIDIに両対応し、専用アプリでの操作性も良好です。
デザインも上品で、タッチの質にこだわりたいけれど、まずはコンパクトなモデルから始めたいという方に最適です。 

幅×奥行×高さ 130.5 × 28.0 × 15.0 cm 
重量 12.5 kg 
形状 ポータブルタイプ 
鍵盤数 88鍵 
最大同時発音数 192音 
音色数 25 
スピーカー数
鍵盤の素材 樹脂 (レスポンシブ・ハンマー・アクション・スタンダード) 
録音機能 あり (MIDI) 
音色変換機能 情報なし
自動伴奏機能 あり (リズム100種) 
ヘッドホン付き なし 
スタンド付き なし (別売) 
モデリング音源搭載 なし (HI 88鍵サンプリングピアノ音源) 
スマホ・タブレット連携 あり (Bluetooth Audio/MIDI) 
椅子付き なし 

【予算10万円~15万円】大人の趣味・本格的な練習の第一歩向け

この価格帯は、各社の技術が詰まった最も競争の激しいゾーン。
長く使える一台として、後悔のない選択ができるモデルが揃います。

YAMAHA ARIUS YDP-165

出典:Amazon

ヤマハの電子ピアノのスタンダードモデルとして、絶大な人気と信頼を誇る一台。レッスンで求められる基本性能を高いレベルで満たしており、多くのピアノ教室で推奨されています。

「グレードハンマー3(GH3)鍵盤」は、3つのセンサーを搭載し、同音連打性に優れています。タッチ感はまさに「ピアノのど真ん中」といった印象で、癖がなく、誰にでも弾きやすいです。ヤマハ最高峰の「CFX」のサンプリング音源は、力強くきらびやかで、練習のモチベーションを高めてくれます 。ハーフペダルにも対応し、表現の幅も十分 。これから本格的にピアノを学ぶお子様や、趣味で再開する大人の方にとって、最も間違いのない選択肢の一つと言えるでしょう。

幅×奥行×高さ 135.7 × 42.2 × 84.9 cm 
重量 42.0 kg 
形状 キャビネットタイプ 
鍵盤数 88鍵 
最大同時発音数 192音 
音色数 10 
スピーカー数
鍵盤の素材 樹脂 (グレードハンマー3(GH3)鍵盤) 
録音機能 あり (MIDI) 
音色変換機能 デュアル、デュオ 
自動伴奏機能 なし 
ヘッドホン付き あり 
スタンド付き あり (一体型) 
モデリング音源搭載 なし (ヤマハ CFXサンプリング) 
スマホ・タブレット連携 あり (有線接続) 
椅子付き あり (高低自在椅子) 

KAWAI CX302

KAWAI CX302
出典:Amazon

CN201の後継機種として2025年9月に発売された、カワイの最新スタンダードモデル。
盤、音源、スピーカーを0から創り直した「Grand Emotional Technology」により、本格的なピアノ性能と現代的な使いやすさを両立しています。

グランド・エモーショナル・アクション・スタンダード(GES)鍵盤は、88鍵全てに象牙調白鍵を採用し、しっとりとした指触りと適度な手応えを実現。音域別にウェイテッドされた専用ハンマーと3ハンマーセンサーにより、繊細なタッチコントロールが可能です。
音源にはSK-EXコンクールグランドを88鍵ステレオサンプリングで収録した「Grand Emotional音源 class-S」を搭載し、カワイらしい温かみのある音色が魅力です。

長く続けるつもりの方、本格的なレッスンに通う方におすすめの一台です。
10万円台で本格派の電子ピアノを探している方に、最もバランスの取れた選択肢といえるでしょう。

幅×奥行×高さ 136.0 × 40.5 × 85.5 cm
重量 39.0 kg
形状 キャビネットタイプ
鍵盤数 88鍵
最大同時発音数 192音
音色数 15
スピーカー数 2 (12cm×2、40W)
鍵盤の素材 樹脂 (GES鍵盤 + 象牙調白鍵)
録音機能 あり (3曲、最大10,000音)
音色変換機能 レイヤー、スプリット、デュエット (4ハンド)
自動伴奏機能 なし
ヘッドホン付き なし
スタンド付き あり (一体型)
モデリング音源搭載 Grand Emotional音源 class-S
スマホ・タブレット連携 あり (Bluetooth MIDI/Audio)
椅子付き あり

 

Roland RP701

出典:Amazon

ピアノとしての基本性能の高さと、デジタルならではの楽しさを両立したエントリーモデル。直感的に使える日本語表示の操作パネルが、初心者やお子様にも安心です 。

ローランド独自の「スーパーナチュラル・ピアノ音源」は、明るく華やかなサウンドです。
最大同時発音数が256音と、この価格帯では頭一つ抜けており、音切れの心配はまずありません。Bluetooth機能が充実しており、専用アプリ「Piano Every Day」を使えば、練習の記録や音当てゲームなど、楽しく続けられる工夫が満載です。ピアノを家族みんなの楽しみにしたい、そんなご家庭にぴったりの一台です。

幅×奥行×高さ 136.6 × 46.3 × 102.7 cm 
重量 46.0 kg 
形状 キャビネットタイプ 
鍵盤数 88鍵 
最大同時発音数 256音 
音色数 324 
スピーカー数
鍵盤の素材 樹脂 (PHA-4 スタンダード鍵盤) 
録音機能 あり (MIDI/オーディオ) 
音色変換機能 ツインピアノ 
自動伴奏機能 あり (リズム機能) 
ヘッドホン付き あり 
スタンド付き あり (一体型) 
モデリング音源搭載 なし (スーパーナチュラル・ピアノ音源) 
スマホ・タブレット連携 あり (Bluetooth Audio/MIDI) 
椅子付き あり (専用高低自在椅子) 

 

CASIO CELVIANO AP-470

出典:Amazon

グランドピアノのように天板が開閉できるユニークな構造を持ち、響きの変化を楽しめるモデル。豊かな音響と本格的な演奏性を備えています。

このモデルの最大の特徴は、本体上部の天板を開けることで、音がより明るく広がりを持つ「リッドシミュレーター」機能です 。これは演奏者にとって、聴覚的にも視覚的にも大きな満足感を与えてくれます。音源も上位モデル譲りの「AiR Grand音源」で、奥行きのある美しい響きがします 。オーケストラの生演奏をバックに演奏できる「コンサートプレイ」機能も搭載しており、一人で壮大な協奏曲を弾く気分を味わえます 。他にはないユニークな機能でピアノを楽しみたい方におすすめです。

幅×奥行×高さ 141.7 × 42.7 × 86.1 cm 
重量 43.4 kg 
形状 キャビネットタイプ 
鍵盤数 88鍵 
最大同時発音数 256音 
音色数 22 
スピーカー数
鍵盤の素材 樹脂 (3センサースケーリングハンマーアクション鍵盤II) 
録音機能 あり (MIDI/オーディオ) 
音色変換機能 レイヤー 
自動伴奏機能 なし 
ヘッドホン付き あり 
スタンド付き あり (一体型) 
モデリング音源搭載 なし (マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiR) 
スマホ・タブレット連携 あり (有線接続) 
椅子付き あり (高低自在椅子) 

【予算15万円~25万円】表現力を追求したい中級者・レッスン上級者向け

この価格帯から、木製鍵盤やハイブリッド鍵盤が選択肢に入り、タッチの質が格段に向上します。
音源やスピーカーもより高度になり、アコースティックピアノとの差がぐっと縮まります。

YAMAHA Clavinova CLP-845

出典:Amazon

ヤマハ電子ピアノの最高峰ブランド「クラビノーバ」の木製鍵盤搭載モデル。グランドピアノの弾き心地に迫る「グランドタッチ-エス™鍵盤」と、進化した音源技術が、豊かな表現力を引き出します。

白鍵に無垢材を使用した「グランドタッチ-エス™鍵盤」は、樹脂鍵盤とは一線を画す、しっとりとした重みと確かな手応えがあります 。弦や響板の複雑な共鳴を再現する「バーチャル・レゾナンス・モデリング(VRM)」も搭載され、音の深みとリアリティが格段に向上しています 。まさに「弾き手の意図を音にする」というピアノ演奏の醍醐味を味わえる一台。本気で上達を目指すなら、このクラスへの投資は大きな価値があります。

幅×奥行×高さ 145.0 × 46.0 × 92.7 cm 
重量 60 kg 
形状 キャビネットタイプ 
鍵盤数 88鍵 
最大同時発音数 256音 
音色数 38 
スピーカー数
鍵盤の素材 木製 (グランドタッチ-エス鍵盤) 
録音機能 あり 
音色変換機能 デュアル、デュオ 
自動伴奏機能 なし 
ヘッドホン付き あり 
スタンド付き あり (一体型) 
モデリング音源搭載 あり (グランド・エクスプレッション・モデリング) 
スマホ・タブレット連携 あり (Bluetooth) 
椅子付き あり (高低自在椅子) 

 

KAWAI CA401

出典:Amazon

カワイの木製鍵盤搭載シリーズ「CA」のエントリーモデル。グランドピアノと同じシーソー式の構造を持つ木製鍵盤「グランド・フィール・スタンダード・アクション」を搭載し、リアルな弾き心地を追求しています。 

このピアノの魅力は、何と言ってもその鍵盤です。白鍵も黒鍵も木材で作られており、指に吸い付くようなタッチ感は特筆ものです 。鍵盤の支点までの距離を長く取ることで、鍵盤の奥側を弾いたときでもスムーズな演奏が可能。これはグランドピアノの構造に近く、高度な演奏テクニックの練習に非常に有効です。4スピーカーシステムによる豊かな響きも素晴らしく、コストパフォーマンスに優れた本格派モデルとして高く評価できます。

幅×奥行×高さ 136.0 × 49.0 × 91.5 cm 
重量 58.0 kg 
形状 キャビネットタイプ 
鍵盤数 88鍵 
最大同時発音数 192音 
音色数 19 
スピーカー数
鍵盤の素材 木製 (グランド・フィール・スタンダード・アクション) 
録音機能 あり (MIDI) 
音色変換機能 デュアル、4ハンズ 
自動伴奏機能 なし (コンサートマジック機能あり) 
ヘッドホン付き あり 
スタンド付き あり (一体型) 
モデリング音源搭載 なし (PHI音源 88鍵共鳴モデリング) 
スマホ・タブレット連携 あり (Bluetooth Audio/MIDI) 
椅子付き あり (高低自在椅子) 

 

Roland HP704

出典:Amazon

木製鍵盤の演奏感と樹脂鍵盤の耐久性を両立した「PHA-50ハイブリッド鍵盤」と、表現力豊かな「スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源」を搭載した、ローランドの人気モデル。

「PHA-50鍵盤」は、ピアニストからの評価も非常に高い傑作です。木の温かみを感じるタッチでありながら、センターフレームは樹脂製で安定性が高く、メンテナンス性にも優れています。モデリング音源との組み合わせにより、ピアニッシモからフォルテッシモまで、タッチに応じた音色変化が非常に滑らかで、弾き手の感情をダイレクトに音にできます。4つのスピーカーによる「アコースティック・プロジェクション」が生み出す、立体的で臨場感あふれるサウンドも圧巻です。

Roland(ローランド)
¥190,000 (2025/10/22 07:47時点 | Amazon調べ)

幅×奥行×高さ 137.7 × 46.8 × 111.3 cm 
重量 59.5 kg 
形状 キャビネットタイプ 
鍵盤数 88鍵 
最大同時発音数 ピアノ無制限、その他384音 
音色数 324 
スピーカー数
鍵盤の素材 ハイブリッド (PHA-50鍵盤) 
録音機能 あり (MIDI/オーディオ) 
音色変換機能 デュアル、スプリット、ツインピアノ 
自動伴奏機能 なし 
ヘッドホン付き あり 
スタンド付き あり (一体型) 
モデリング音源搭載 あり (スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源) 
スマホ・タブレット連携 あり (Bluetooth Audio/MIDI) 
椅子付き あり (専用高低自在椅子) 

 

【予算25万円~】最高峰の演奏体験を求める方へ

YAMAHA Clavinova CLP-875

出典:Amazon

CLP-845からさらに進化した「グランドタッチ™鍵盤」と、迫力の3ウェイ6スピーカーシステムを搭載。グランドピアノに迫る弾き応えと豊かな響きを実現したハイグレードモデルです。   

「グランドタッチ™鍵盤」は、支点までの距離がさらに長くなり、よりグランドピアノに近い弾き心地を実現しています 。特に鍵盤の奥側でのコントロール性が高く、複雑な和音も楽に弾きこなせます。低・中・高域をそれぞれ専門のスピーカーで鳴らす6スピーカーシステムは、音の解像度と分離が素晴らしく、まるで目の前でグランドピアノが鳴っているかのような錯覚を覚えるほど。アコースティックピアノのサブとして、一切妥協したくない方に最適な選択です。

幅×奥行×高さ 145.0 × 46.5 × 96.7 cm 
重量 71 kg 
形状 キャビネットタイプ 
鍵盤数 88鍵 
最大同時発音数 256音 
音色数 38 
スピーカー数 6 (3ウェイ) 
鍵盤の素材 木製 (グランドタッチ鍵盤) 
録音機能 あり 
音色変換機能 デュアル、デュオ 
自動伴奏機能 あり (リズム20種) 
ヘッドホン付き あり 
スタンド付き あり (一体型) 
モデリング音源搭載 あり (グランド・エクスプレッション・モデリング) 
スマホ・タブレット連携 あり (Bluetooth) 
椅子付き あり (高低自在椅子) 

 

KAWAI CA901

出典:Amazon

カワイの最高峰モデル。リアルな木製鍵盤「グランド・フィール・アクションIII」に加え、アコースティックピアノと同様に木の響板を振動させて音を出す「ツインドライブ響板スピーカーシステム」を搭載 。

このモデルは、電子ピアノの常識を覆します。背面の響板が実際に振動することで、音が空気だけでなく、体にも伝わってきます。これは他の電子ピアノでは決して味わえない、アコースティックピアノ特有の「鳴り」そのものです 。鍵盤タッチも最高峰で、まさにグランドピアノを弾いている感覚 。オンキヨーテクノロジーとの共同開発による高音質な再生システムも相まって、電子ピアノで到達しうる一つの極致と言えるでしょう 。

幅×奥行×高さ 145.5 × 47.5 × 101 cm 
重量 82.5 kg 
形状 キャビネットタイプ 
鍵盤数 88鍵 
最大同時発音数 256音 
音色数 106 
スピーカー数 響板 + 6スピーカー 
鍵盤の素材 木製 (グランド・フィール・アクションIII) 
録音機能 あり (MIDI/オーディオ) 
音色変換機能 デュアル、スプリット、4ハンズ 
自動伴奏機能 あり (リズム100種) 
ヘッドホン付き あり 
スタンド付き あり (一体型) 
モデリング音源搭載 あり (SK-EXレンダリング音源) 
スマホ・タブレット連携 あり (Bluetooth Audio/MIDI) 
椅子付き あり (高低自在椅子) 

 

Roland LX6

出典:Amazon

ローランドのホームピアノ最上位シリーズ「LX」のハイスタンダードモデル。最新の「ピアノ・リアリティ・モデリング音源」と、進化した鍵盤、5スピーカーシステムが、理想的なコンサートグランドの響きを空間に創り出します。

LXシリーズのコンセプトは「理想のピアノ体験」。モデリング音源はさらに進化し、音色変化の滑らかさと表現の自由度は他の追随を許しません。5つものスピーカーを緻密に配置した「ピアノ・リアリティ・プロジェクション」は、グランドピアノの複雑な音の放射をシミュレートし、演奏者を豊かな響きで包み込みます。上位モデルLX9に搭載される「鍵盤振動」機能も備え、指先に伝わる微細な振動まで再現する徹底ぶり。テクノロジーでどこまでアコースティックに迫れるか、その答えがここにあります。

幅×奥行×高さ 138.3 × 49.3 × 111.8 cm
重量 87.0 kg
形状 キャビネットタイプ
鍵盤数 88鍵
最大同時発音数 ピアノ無制限、その他256音
音色数 324
スピーカー数 5 (4.1ch)
鍵盤の素材 ハイブリッド (ハイブリッド・グランド鍵盤)
録音機能 あり (MIDI/オーディオ)
音色変換機能 情報なし
自動伴奏機能 なし
ヘッドホン付き なし (ヘッドホンフック付属)
スタンド付き あり (一体型)
モデリング音源搭載 あり (ピアノ・リアリティ・モデリング音源)
スマホ・タブレット連携 あり (Bluetooth Audio/MIDI)
椅子付き あり (専用高低自在椅子)

 

【番外編】デザイン・省スペース重視のおしゃれなモデル

性能はもちろん、インテリアとしての美しさも妥協したくない、という方におすすめの2台です。

Roland Kiyola KF-10

出典:Amazon

日本を代表する家具メーカー「カリモク家具」とローランドが共同開発した、全く新しいコンセプトの電子ピアノ。天然木を活かした温かみのあるデザインは、まさに"暮らしに溶け込む"一台です 。

電子ピアノとは思えない、美しい家具のような佇まいが最大の魅力です 。しかし、その中身はローランドの上位モデルに匹敵する本格派。「PHA-50ハイブリッド鍵盤」と「スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源」を搭載し、演奏性にも一切の妥協がありません 。人間工学に基づいて設計された専用の椅子は、長時間の演奏でも疲れにくいと評判です 。ピアノを弾く時間も、弾かない時間も、心豊かにしてくれる特別なピアノです。 

幅×奥行×高さ 139.6 × 33.7 × 78.2 cm 
重量 33.0 kg 
形状 キャビネットタイプ (家具調) 
鍵盤数 88鍵 
最大同時発音数 ピアノ無制限、その他384音 
音色数 6 (演奏用) + 265 (再生用) 
スピーカー数
鍵盤の素材 ハイブリッド (PHA-50鍵盤) 
録音機能 あり 
音色変換機能 情報なし
自動伴奏機能 なし 
ヘッドホン付き なし (ヘッドホンフック付属) 
スタンド付き あり (一体型) 
モデリング音源搭載 あり (スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源) 
スマホ・タブレット連携 あり (Bluetooth Audio/MIDI) 
椅子付き あり (専用固定椅子) 

 

CASIO Privia PX-S7000

出典:Amazon

従来の電子ピアノのイメージを覆す、モダンで洗練されたデザインが特徴のフラッグシップモデル。
どの角度から見ても美しいフォルムと、最新の音響技術を両立させています。

スリムでありながら、木材と樹脂を組み合わせたハイブリッド鍵盤を搭載し、本格的なタッチ感を実現しています。4つのスピーカーを独立駆動させる独自の音響システムは、設置場所(壁際、部屋の中央など)に合わせて最適な音場を創り出すという画期的な機能です 。鮮やかなハーモニアスマスタードのカラーも斬新で、まさに「見せる」ためのピアノ。デザイン性を最優先しつつも、演奏性能は妥協したくないという現代のニーズに見事に応えた一台です。

CASIO(カシオ)
¥275,000 (2025/10/22 08:06時点 | Amazon調べ)

幅×奥行×高さ 134.0 × 44.9 × 74.1 cm (スタンド使用時) 
重量 28.1 kg (スタンド使用時) 
形状 キャビネットタイプ (スタイリッシュ) 
鍵盤数 88鍵 
最大同時発音数 256音 
音色数 400 
スピーカー数 8 (4チャンネル) 
鍵盤の素材 ハイブリッド (スマートハイブリッドハンマーアクション鍵盤) 
録音機能 あり (MIDI/オーディオ) 
音色変換機能 レイヤー、スプリット 
自動伴奏機能 なし (アルペジエーター、ドラムパターンあり) 
ヘッドホン付き なし 
スタンド付き あり (一体型) 
モデリング音源搭載 なし (マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiR) 
スマホ・タブレット連携 あり (Bluetooth Audio/MIDI) 
椅子付き なし 

 

まとめ 

電子ピアノは、ライフスタイルや目的に合わせて幅広い選択肢があります。
大切なのは「どんな環境で、どのようにピアノを楽しみたいか」を明確にすることです。

タッチや音のリアリティ、デザイン、価格など、どの要素を重視するかで最適なモデルは変わります。
また、最近の電子ピアノはアプリ連携やBluetooth機能など、練習をサポートする機能も充実しています。

初心者の方はもちろん、久しぶりにピアノを再開したい方にも、
ぜひ今回ご紹介する厳選モデルの中から、ご自身の演奏スタイルにぴったりの1台を見つけてみてください。


当ブログでは現役音大生や音大出身のライターが、「音楽に関する質の高い情報」を発信しています。

ぜひ他の記事もご覧いただき、役立てていただければ幸いです。

全国200箇所のスタジオで通いやすい!椿音楽教室

椿音楽教室
  • マンツーマンで丁寧指導
  • 自宅近くのスタジオでOK
  • 楽譜が読めなくても大丈夫
  • 専門教育を受けた講師陣
おすすめ度★★★★★
月額料金5,900円〜 (1回60分)
レッスン対面・オンライン
体験レッスン無料

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
Music Diversityのアイコン画像

Music Diversity編集部

現役音大生や音大出身のライターが所属するMusic Diversity編集部です。 「音楽が好きなすべての人々に、質の高い情報を届け、新たな発見や感動を提供したい」という強い思いを持って、日々コンテンツの制作に取り組んでいます。

-お役立ち