ドイツ・ミュンヘン 国立音楽大学

Hochschule für Musik und Theater München

ミュンヘン音楽演劇大学

難易度 ★★★★★
学費感 ¥¥¥¥¥
月の生活費 月12〜18万円
設立年 1846年

バイエルン州立の名門。ミュンヘン・フィルとの連携が深く、オーケストラ奏者を目指す学生に人気。

ミュンヘン音楽演劇大学とは?概要・特徴

ミュンヘン音楽演劇大学(Hochschule für Musik und Theater München)は、1846年にバイエルン王国の首都ミュンヘンに設立されたドイツ最古の音楽高等教育機関のひとつです。創設当初は王立音楽学校として出発し、約180年にわたる歴史の中で数多くの世界的演奏家や指揮者を輩出してきました。現在ではドイツ国内でもトップクラスの難易度を誇る名門校として知られ、世界各国から優秀な音楽家を志す学生が集まっています。

教育面での最大の強みは、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団やバイエルン国立歌劇場との緊密な連携にあります。オーケストラ・スタディや実践的なステージ経験を通じて、プロフェッショナルな現場を肌で感じながら学べる環境が整っています。オペラ科は世界トップクラスの評価を受けており、著名な歌手を数多く送り出しています。また、指揮科においても国際的に活躍する指揮者を輩出しており、教授陣には現役で活躍する一流演奏家や指揮者が名を連ねています。

この大学は、将来オーケストラ奏者やオペラ歌手としてヨーロッパを拠点に活動したいと考える学生に特に向いています。日本人留学生も一定数在籍しており、弦楽器やピアノ、声楽を専攻する学生が比較的多い傾向にあります。高い語学力と実技レベルが求められますが、少人数制の密度の濃い指導を受けられる点が魅力です。

基本情報

項目内容
正式名称Hochschule für Musik und Theater München
国・都市ドイツ・ミュンヘン
種別国立音楽大学
設立年1846年
主な専攻ピアノ / 弦楽器 / 管楽器 / 声楽 / 指揮 など
難易度★★★★★(5/5)
学費原則無料
諸費用(1学期分)学士・修士・博士・Excellence:85ユーロ
マイスタークラス:2,085ユーロ
Young Studies:300ユーロ / Talent Program:100ユーロ
月の生活費目安月12〜18万円
学位学士(BA)、修士(MA)、演奏家資格(Konzertexamen)、Meisterklasse
公式サイトhttps://www.hmtm.de

入試・出願について

ミュンヘン音楽演劇大学の入学試験は、ドイツの音楽大学の中でも特に競争率が高く、複数段階の厳格な審査が行われます。一般的な試験形式としては、まず書類審査があり、その後実技試験へと進みます。実技試験は専攻によって異なりますが、多くの場合は予備審査(Vorspiel)と本審査(Hauptprüfung)の2段階で構成されています。

語学要件については、入学時点でドイツ語B2レベル以上が求められるのが通常です。TestDaFやDSH、ゲーテ・インスティトゥートの試験などが認められています。出願時期は、冬学期(10月開始)の場合、前年の12月から翌年3月頃が出願締め切りとなることが多いです。

音楽留学においては、出願前に希望する教授にコンタクトを取り、プライベートレッスンを受けておくことが非常に重要です。ドイツの音楽大学では、教授が学生の受け入れに大きな裁量を持つケースが多いため、事前の関係構築が合格に大きく影響します。

音楽留学においては、出願前に希望する教授にコンタクトを取り、プライベートレッスンを受けておくことが非常に重要とされています。
教授との相性や指導方針を確認できるだけでなく、入試に向けた具体的なアドバイスを得られる場合もあります。
ドイツの音楽大学では、教授が学生の受け入れに大きな裁量を持つケースが多いため、事前の関係構築が合格に影響することも少なくありません。

費用・奨学金

ドイツの国立音楽大学であるミュンヘン音楽演劇大学では、EU圏外の学生(日本人を含む)であっても、標準的な学士・修士課程の授業料は無料です。他州で見られるような「非EU学生向けの授業料(1,500ユーロ/学期)」の制度は、現在のミュンヘン音大には適用されません。

ただし、在籍・登録のために以下の「ゼメスター費(学期費)」を支払う義務があります(2025/26年冬学期データ)。

  • 標準課程(学士・修士・博士など): 1ゼメスターあたり 85ユーロ
  • マイスタークラス(高度専門課程): 1ゼメスターあたり 2,085ユーロ
  • 支払期限: 冬学期入学・在籍の場合、9月1日までに指定口座へ振り込む必要があります。

この費用には、公共交通機関(電車・バス・地下鉄)が利用可能になる「ゼメスターチケット」の料金が含まれている場合があり、ミュンヘン市内での移動コストを大幅に抑えることができます。

生活費については、ミュンヘンはドイツ国内でも家賃が高い都市です。都市部での家賃(学生寮やWG)は月500〜750ユーロ程度かかります。現在はインフレや円安(1ユーロ=180円台)の影響もあり、食費や保険等を含めると月17万〜21万円(約950〜1,200ユーロ)程度を見込んでおく必要があります。また、学生ビザを取得するための資金証明として、現在**月額992ユーロ(約18万円)**の閉鎖口座への入金が義務付けられているため、資金計画には十分な注意が必要です。


奨学金については、ドイツ学術交流会(DAAD)が提供する各種プログラムが代表的です。日本人学生向けには、DAAD奨学金のほか、日本学生支援機構(JASSO)の海外留学支援制度も利用可能です。

また、ドイツ国内の財団(Studienstiftungなど)による奨学金も存在しますが、応募条件や選考基準は各機関によって異なります。
学校独自の奨学金制度については公式サイトや国際課に直接問い合わせることをおすすめします。
最新情報は必ず公式サイトおよび各奨学金機関でご確認ください。

ミュンヘンでの生活・住環境

ミュンヘンの街並み

ミュンヘンはドイツ南部バイエルン州の州都であり、ヨーロッパ有数の音楽都市として知られています。バイエルン国立歌劇場、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団など、世界的に著名なオーケストラや歌劇場が集結しており、日常的に一流の演奏に触れられる環境が整っています。ガスタイク文化センターをはじめ、コンサートホールやリサイタル会場も充実しており、学生向けの割引チケットも多く提供されています。

住環境については、ミュンヘンの家賃相場はドイツ国内でもトップクラスの高さです。大学が提供する学生寮は人気が高く、早めの申し込みが必要です。入寮できない場合は、シェアハウス(WG)を探すことになりますが、競争が激しいため、渡航前からオンラインで物件探しを始めることが推奨されます。シュヴァービングやマックスフォアシュタットなど、大学へのアクセスが良いエリアが人気です。

日本との時差は通常マイナス8時間(サマータイム期間中はマイナス7時間)です。日本からミュンヘンへのフライトは直行便で約12時間、乗り継ぎ便を利用する場合は15〜18時間程度が目安となります。

日本人留学生・講師情報

ミュンヘン音楽演劇大学には、毎年一定数の日本人留学生が在籍しています。特に弦楽器、ピアノ、声楽を専攻する学生が多く、近年は指揮科への進学者も見られます。日本人同士のコミュニティは比較的小規模ですが、ミュンヘン市内には日本人会や日本食材店もあり、生活面でのサポートを得やすい環境です。

ドイツ語での授業や生活に不安を感じる場合は、渡航前に現地経験者から情報を得ておくと安心です。先輩留学生との交流を通じて、入試対策や住居探し、現地での練習環境など、実践的なアドバイスを得られることも多いです。

現時点で、当メディア提携のSHARE MUSICAにはミュンヘン音楽演劇大学在籍・卒業の講師は登録されていませんが、ドイツ留学経験のある講師からリアルな情報を聞くことが可能です。

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