「バイオリンを始めたいけど、どの楽器を選べばいいか分からない…」
「1万円のバイオリンと10万円のバイオリン、何が違うの?」
バイオリンを始めようとしたとき、多くの人がぶつかるのが楽器選びです。
価格帯は数万円から数十万円まで、メーカーやモデルも無数にあり、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
価格によって音質や耐久性に大きな差が出るため、最初の1本選びは意外と重要です。
この記事では、バイオリンを専攻の私が、初心者におすすめのバイオリンを予算別に15本厳選しました。
失敗しない選び方も解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
初心者向けバイオリンの選び方【5つのポイント】

バイオリン選びで失敗しないために、まず押さえておくべき5つのポイントを解説します。
① 予算の決め方(価格帯別のメリット・デメリット)
バイオリンの価格帯は大きく分けて4つあります。それぞれの特徴を理解して、自分に合った予算を決めましょう。
【数千円〜2万円台】とりあえず触ってみたい方・注意が必要な価格帯
インターネット通販などで非常に安く販売されている楽器がありますが、以下のようなトラブルが起こりやすい傾向があります。
- チューニングが安定せず、すぐに音程が狂う
- ペグ(糸巻き)がプラスチック製で、正確な調律ができない
- 接着剤でパーツが固定されており、修理不可能
- 弓が硬すぎて音が出ない
ただし、正しい音程が取れないと上達の妨げになるため、本格的に練習を始めるなら最低でも3万円前後でしっかりと調整された楽器を選ぶのが安心です。
【5〜8万円】国内安心の入門モデルがほしい方

- メリット:セット品で必要なものが一式揃う、比較的リーズナブル
- デメリット:音質に限界がある、数年で買い替えが必要になる可能性
- おすすめの人:まずは数ヶ月試してみたい人、子ども用(成長で買い替え前提)
ヤマハや鈴木バイオリン、ニコロ・サンティなど、品質管理が徹底されている定番の入門モデルがこの価格帯に集まっています。
新品で6万円前後から、安心できるセットが購入可能です。
これよりも安い価格になると中古市場での価値がつきにくくなるため、なるべく5万円以上のモデルをおすすめします。
【8〜15万円】本気で始める人にベスト

- メリット:長く使える品質、良い音で練習できる
- デメリット:初期投資がやや高め
- おすすめの人:本気で続ける意思がある大人、すでに音楽経験がある人
この価格帯が初心者にとって最もコストパフォーマンスが高いゾーンです。初級〜中級レベルまで十分に使えます。
EASTMAN VL80をはじめ、GligaやScott Caoなど、木材の質や製法にこだわったモデルが揃っています。
「少し高いかな」と思うかもしれませんが、安い楽器を買って数ヶ月で買い替えるより、最初から10万円前後の楽器を買う方が結果的に経済的です。
【15〜30万円】将来を見据えた投資

- メリット:中級レベルまで使える、豊かな音色、個性的な楽器に出会える
- デメリット:初期投資が高い
- おすすめの人:経済的余裕があり、長期継続が前提の人、すでに中級者の人
手工品も含まれるこの価格帯では、楽器それぞれに個性が出てきます。試奏して自分の好みの音色を見つける楽しみもあります。
② サイズの選び方(身長・腕の長さ別)

バイオリンには大人用のフルサイズ(4/4サイズ)だけでなく、子ども用の分数サイズがあります。
体に合わないサイズを使うと上達の妨げになるため、正しいサイズを選びましょう。
大人の場合:
身長145cm以上なら、基本的にフルサイズ(4/4)を選びます。ただし、身長が低く腕が短い場合は、7/8サイズ(レディースサイズ)も検討しましょう。
子どもの場合:
成長に合わせてサイズを変える必要があります。以下が身長とサイズの目安です。
サイズ選びの目安
- 身長145cm以上:4/4(フルサイズ)
- 身長135〜145cm:3/4
- 身長125〜135cm:1/2
- 身長115〜125cm:1/4
- 身長110〜115cm:1/8
- 身長105〜110cm:1/10
- 身長85〜100cm:1/16
正しいサイズの選び方
身長だけでなく、腕の長さも重要です。以下の方法で確認しましょう。
- バイオリンを左肩に置く(首元に楽器を密着させる)
- 左手でスクロール(渦巻き部分)を握る
- 肘の曲がり具合を確認
適正サイズの判断
- ○ 肘が少し曲がる(120〜150度)→ ちょうど良い
- × 肘が伸びきっている → 大きすぎる
- × 肘が90度に曲がる → 小さすぎる
体に合わない大きな楽器を無理に構えると、不自然な力が入って悪い癖がつき、上達の妨げになってしまいます。弾きやすく、体に合った適正サイズを選ぶことが上達への近道です。
③ 製法で変わる音質と耐久性(プレス/削り出し/手工品)

バイオリンの製法には大きく3種類あり、音質と価格に直結します。
プレス工法(おもに5万円未満)
熱と圧力で板を曲げて成形する大量生産向きの製法です。
価格を抑えられますが、板の厚みが出やすく、音の響きや長期的な耐久性では削り出しに劣る傾向があります。
成長に合わせて買い替える子ども用や、とりあえず始めてみたい人向けです。
半プレス工法(8〜20万円)
機械加工をベースに、音響に影響する重要な部分だけ職人が手作業で仕上げる方法です。
プレス工法より音質が良く、それなりの耐久性もあります。
手工品・削り出し(20万円〜)
職人がカンナやノミを使って、1枚の厚い木の板から楽器のカーブを削り出して作る伝統的な製法です。
以前は高価な楽器に限られていましたが、現在では技術の向上により、お手頃な入門モデルでも採用されています。
木材本来の豊かな響きが得られるため、長く練習を続ける方には削り出しの楽器がおすすめです。
④ セット品 vs 単品購入(どちらがお得?)

初心者はまず「セット品」を選びましょう。セット品には通常、以下が含まれます。
- バイオリン本体
- 弓
- ケース
- 松脂
- 肩当て
これらを個別に買い揃えると、選ぶ手間も時間もかかります。
セット品なら楽器と相性の良いアクセサリーが揃っているので、届いたその日から練習を始められます。
⑤ 試奏の重要性(楽器店 vs オンライン購入)

バイオリンは同じメーカー・同じモデルでも、木目や音色に個体差があります。特に高価な楽器ほど、一台一台の個性が強くなります。
理想的な購入方法
- 楽器店で試奏する(または先生や店員に弾いてもらう)
- 音色・弾き心地を確認する
- 同じモデルがオンラインでもっと安く買えるか価格比較
- 価格差が大きければオンライン購入、少なければ楽器店で購入(アフターサービス込み)
「初心者だから試奏なんて…」と思うかもしれませんが、構えてみるだけでもサイズ感や持ちやすさがわかります。
10万円以下の入門モデルは個体差が比較的少ないため、オンラインで購入するのも一つの選択肢です。
ただし、バイオリンは駒の角度や魂柱の位置など、出荷前の初期調整(セットアップ)によって弾きやすさが大きく変わります。
オンラインで購入する場合は、工房を併設しているか、専門の技術者がしっかりと検品・調整を行っている信頼できるショップを選ぶことが上達への鍵となります。
【比較表】初心者におすすめのバイオリン15選
画像 モデル 価格 リンク 製造方法 サイズ展開 表板 / 裏板 こんな人におすすめ 
Carlo Giordano
VS-1 / VS-S1
カルロ・ジョルダーノ29,700円
Amazon
楽天
Yahoo
プレス加工 1/16〜4/4 スプルース /
記載なし最初の一本として気軽に始めたい方 
Tosti SNT-101
トスティ46,767円
Amazon
楽天
Yahoo
単板削り出し 1/10〜1/2 スプルース /
エンジニアリングウッド他低価格でも本格製法を求める方
(主に分数サイズ)
STENTOR SV-120
ステンター22,222円
Amazon
楽天
Yahoo
工場生産 1/16〜4/4 スプルース /
メイプル教育現場・
コスパ重視の入門用
Hallstatt V-12
ハルシュタット15,809円
Amazon
楽天
Yahoo
工場生産 4/4のみ スプルース /
タイガーメイプル教材一式まとめて
揃えたい独学者
Nicolo Santi NSN60S
ニコロ・サンティ58,000円
Amazon
楽天
Yahoo
単板削り出し
+職人調整1/16〜4/4 スプルース /
メイプルナイロン弦・エボニーパーツで
本格仕様にこだわりたい方
YAMAHA Braviol V5SC
ヤマハ59,563円
Amazon
楽天
Yahoo
天然木削り出し 1/16〜4/4 スプルース /
メイプル品質安定・手が小さい方・
女性・子ども
鈴木バイオリン
No.230
スズキ65,600円
Amazon
楽天
Yahoo
手工削り出し 1/16〜4/4 スプルース /
メイプル日本の気候対応の
品質管理を求める方
Eastman VL80 / SVL80
イーストマン84,799円
Amazon
楽天
Yahoo
単板削り出し
(職人手作業)1/32〜4/4 単板スプルース /
単板メイプル豊かな音量と響きで
本格スタートしたい方
YAMAHA Braviol V7SG
ヤマハ92,688円
Amazon
楽天
Yahoo
手工品
(オイルニス
仕上げ)1/8〜4/4 スプルース /
メイプル音色と外観の美しさを
両立させたい方Gliga Genial / Gems
グリガ8〜15万円 - ハンドメイド
(ルーマニア製)分数〜4/4 東欧産スプルース /
東欧産メイプル木の響き・アンティーク調の
個性を求める方Scott Cao STV-017
スコット・カオ8〜15万円 - 手工製作 1/4〜4/4、7/8 欧州産スプルース /
欧州産メイプルペルナンブーコ弓付きで
長く使い続けたい方
GEWA Meister II
ゲバ198,000円
Amazon
楽天
Yahoo
中国製造・国内
(日本)調整4/4など スプルース /
メイプル日本仕様の調整・
高品質な付属品で揃えたい方
Pygmalius
ピグマリウス15〜30万円
Amazon
楽天
Yahoo
オイルニス仕上げ 要確認 要確認 ストラディバリウス設計・
透明感ある音色を求める方J.KUNSTLER
THN18
MeisterSETJ.
クンストラー15〜30万円 - ハンドメイド
(ドイツ製)フルサイズ 欧州厳選材 /
欧州厳選材オーケストラ・
アンサンブルを見据えた本格派AntonPrell Prell-S SET
アントンプレル15〜30万円 - ドイツ工房製作 4/4 要確認 ラーセン弦付き・
指導者からの信頼が高いモデル
メーカーの仕様変更や販売店により、付属品やサイズ展開が異なる場合があります。ご購入の際は販売ページをご確認ください。
【価格帯別】初心者におすすめのバイオリン15選
それでは、具体的におすすめのモデルをご紹介します。
【5万円以下】まずは気軽に始めてみたい・導入コストを最小限に抑えたい人向けにおすすめバイオリン4選
Carlo Giordano(カルロ・ジョルダーノ) VS-1 / VS-S1

「まずは気軽にバイオリンを始めてみたい」という方に向け、徹底したコスト管理と品質の維持を両立させた入門用モデルです。
熱を加えて板を曲げる「プレス加工」で作られており、日本の販売元の職人が弾きやすく調整を行っています。
明るくはっきりとした音色が特徴で、弓を当てる力加減に慣れていない初心者でもスムーズに音を鳴らすことができます。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| サイズ | 4/4〜1/16 |
| 重量 | 記載なし |
| 表板素材 | スプルース |
| 裏板・側板素材 | 記載なし |
| 製造方法 | プレス加工、ラッカースプレー塗装 |
| 付属品 | ケース、弓、松脂、肩当て (教則DVDなどが付属するパッケージもあり) |
ポチップ
Tosti(トスティ) SNT-101

欧米の品質基準を満たすよう中国・広州の工房で製作されている、コストパフォーマンスに優れたモデルです。
日本のみならず、ヨーロッパやアメリカなど世界各国の入門用として広く愛用されています。
お手頃な価格帯でありながら、板を熱で曲げる簡易的な加工ではなく、本来の伝統的な製法である「単板削り出し」で作られているのが最大の魅力です。
落ち着いたマットな質感のニスで仕上げられているため、価格以上の豊かな響きと本格的な音色を楽しむことができます。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| サイズ | 1/2 1/4 1/8 1/10 |
| 重量 | 記載なし |
| 表板素材 | スプルース(単板削り出し) |
| 裏板・側板素材 | エンジニアリングウッド, スプルースウッド, パイン, メイプル, 木材 |
| 製造方法 | 単板削り出し |
| 付属品 | バイオリン本体・弓・ケース・肩当て・松脂 |
ポチップ
STENTOR(ステンター) SV-120

1895年に創業したイギリスの老舗ブランドが、「より多くの子どもたちに演奏の機会を持たせたい」という理念のもとで製造している入門用モデルです。
リーズナブルな価格帯でありながら、こだわりの木材と美しい塗装が用いられており、上品な外観を備えています。
コストパフォーマンスに優れており、音楽の授業などの教育現場でも推奨されることの多い安心の楽器です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| サイズ | 4/4〜1/16 |
| 重量 | 記載なし |
| 表板素材 | スプルース |
| 裏板・側板素材 | メイプル |
| 製造方法 | 工場生産 |
| 付属品 | ライトハードケース、弓、松脂 |
ポチップ
Hallstatt(ハルシュタット) V-12

楽器本体や弓、ケースといった基本の道具に加えて、音合わせに使う笛(ピッチパイプ)、スペア弦、バイオリンスタンド、さらには教則本やレッスンDVDなどが一式揃った便利な初心者向けパッケージです。
初心者がつまずきやすい「演奏前の準備」や「チューニング方法」なども教則本で丁寧に解説されているため、専門的な知識がなくても、届いたその日からすぐに独学で練習をスタートできる手軽さが大きな魅力です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| サイズ | 4/4 |
| 重量 | 約1kg(2.2ポンド) |
| 表板素材 | スプルース |
| 裏板・側板素材 | タイガーメイプル |
| 製造方法 | 工場生産 |
| 付属品 | 専用ケース、弓、松ヤニ、ピッチパイプ 予備弦1セット(1弦~4弦) |
ポチップ
販売店によって、付属品を絞った安価なセットも販売されています。教材一式をご希望の場合は、ご購入時に「10点セット」などの記載があるか必ずご確認ください。
【5〜8万円】質を重視してバイオリンを始めたい方におすすめのバイオリン3選
半手工製が多くなり、木材の質が向上して楽器の個性が明確になってくるため、長期的な使用と音色の個性を求める方におすすめです
Nicolo Santi(ニコロ・サンティ) NSN60S

島村楽器の弦楽器工房長であるマイスター茂木氏が監修を手がけた、現代の入門機の基準ともいえるモデルです。
初心者向けの安価なバイオリンにありがちな金属的なスチール弦ではなく、バイオリン本来の柔らかく温かい音色が特徴の「ナイロン弦」を最初から標準装備しており、心地よい響きを体感できるように設計されています。
指板や糸巻きなどのパーツには、硬くて摩耗しにくいエボニー(黒檀)を採用。
さらに、音質を左右する駒(ブリッジ)にはフランスの名門オーベルト社製を使用し、職人による手塗りのアンティーク調ニスで仕上げるなど、見た目の美しさと本格的な仕様を両立させています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| サイズ | 4/4〜1/16 |
| 重量 | 記載なし |
| 表板素材 | スプルース(単板削り出し) |
| 裏板・側板素材 | メイプル(単板削り出し) |
| 製造方法 | 職人の手作業による微調整 |
| 付属品 | 弓(BV-101(ブラジルウッド))、ケース、松脂、肩当て |
ポチップ
YAMAHA(ヤマハ) Braviol V5SC(※分数サイズはV5SCC)

世界的な楽器メーカーであるヤマハが、長年培った木工技術と最新の音響解析テクノロジーを駆使して開発した入門モデルです。
独自の高度な製造技術によって楽器ごとのばらつきが極めて少なく抑えられており、どの個体を選んでも一定水準以上の豊かな響きが得られるという、ヤマハならではの大きな安心感があります。
お手頃な価格帯でありながら、天然の木材から一本ずつ削り出して作られる本格的な製法を採用しています。
さらに、ネックなどのパーツがやや細めに仕上げられているため、手の小さな女性やお子様でもしっかりと握りやすく、無理のない正しいフォームで練習できる点が魅力です。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| サイズ | 4/4〜1/16 |
| 重量 | 約300g(1/4サイズの場合) |
| 表板素材 | スプルース |
| 裏板・側板素材 | メイプル |
| 製造方法 | 天然木の削り出し(手工品) |
| 付属品 | 軽量ハードケース、弓、松脂 |
ポチップ
鈴木バイオリン No.230 Outfit

100年以上の歴史を持ち、日本のバイオリン教育の礎を築いてきた老舗メーカーの定番入門モデルです。
日本国内の工場で木材の乾燥工程や品質管理が徹底されているのが最大の特徴です。
湿度が大きく変動する日本の過酷な四季に耐えられるよう設計されているため、長期間にわたって楽器の状態が狂いにくく、安心して練習に集中できます。
安価なプレス加工ではなく、一枚の板から削り出す本格的な工法とニス仕上げを採用しており、耐久性と豊かな音質を両立させています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| サイズ | 4/4〜1/16 |
| 重量 | 記載なし |
| 表板素材 | スプルース |
| 裏板・側板素材 | メイプル |
| 製造方法 | 手工削り出し |
| 付属品 | オリジナル軽量ケース、弓、松脂、ブランケット |
ポチップ
音の鳴りは明るくはっきりとしている印象です。
【8〜15万円】本気で始める人におすすめのバイオリン4選
完全手工製やプロ仕様のエントリーモデルが含まれるクラスで、最高のスタートを切りたい方や、将来的な継続が確実な方に最適です。
Eastman(イーストマン) VL80 / SVL80 セット

アメリカに拠点を置く世界的な弦楽器メーカー、イーストマン社が手がける入門用モデルです。
お求めやすい価格帯でありながら、職人がカンナやノミを用いて厚い木の板からカーブを削り出す、伝統的な「単板削り出し」の製法で作られています。
これにより、簡易的なプレス加工の楽器にはない深い共鳴と、遠くまでしっかりと届く豊かな音量が得られ、世界中で広く愛されています。
また、すべての弦の音程を微調整できるアジャスター付きのテールピースが採用されており、初心者でもチューニングがしやすいよう配慮されているのも嬉しいポイントです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| サイズ | 4/4〜1/32 |
| 重量 | 記載なし |
| 表板素材 | 単板スプルース |
| 裏板・側板素材 | 単板メイプル |
| 製造方法 | 職人の手作業による単板削り出し |
| 付属品 | 弓、ケース、松脂(ベルナルデル)、肩当て(KUN) |
ポチップ
YAMAHA(ヤマハ) Braviol V7SG

ヤマハのラインナップの中で、より職人による手作業の工程を増やしたモデルです。
音質に良い影響を与えるとされる専用のオイルニス塗装が施されており、音の広がりと陰影のある外観の美しさを兼ね備えています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| サイズ | 4/4〜1/8 |
| 重量 | 約3.7kg(梱包込みの可能性あり) |
| 表板素材 | スプルース |
| 裏板・側板素材 | メイプル |
| 製造方法 | 手工品 |
| 付属品 | 軽量ケース、弓、松脂 |
ポチップ
Gliga(グリガ) Genial / Gems
ルーマニアの熟練した職人が手がけるハンドメイドのバイオリンです。
東ヨーロッパで採れた良質な木材を贅沢に使用し、板にあえて厚みを持たせる独自の設計を採用しています。これにより、機械による大量生産品には決して出せない、木材そのものの鳴りを活かした力強く温かみのある重厚な音色を生み出しています。
また、味わい深いアンティーク調の塗装や、裏板に浮かび上がる美しい木目(杢目)など、一点物としての個性が光る外観も大きな魅力です。ヨーロッパ製の完全ハンドメイド楽器としては異例ともいえるコストパフォーマンスを誇り、「本格的な木の響き」を求める方から圧倒的な支持を集めています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| サイズ | 4/4から分数サイズまで展開 |
| 重量 | 記載なし |
| 表板素材 | 東欧産木材 |
| 裏板・側板素材 | 東欧産木材 |
| 製造方法 | ハンドメイド |
| 付属品 | モデルや販売店により異なる |
Scott Cao(スコット・カオ) STV-017
アメリカの名工、スコット・カオ氏の監修によるアンティーク調モデルです。入門用でありながらヨーロッパ産の木材を採用しており、上位クラスの楽器に引けを取らない音量と表現力を誇ります。
10万円台前半という入門用の価格帯でありながら、厳選されたヨーロッパ産の高級木材を贅沢に使用しています。
付属する弓も、上級者が好む良質な「ペルナンブーコ材」で作られているため、初心者から中級者へとステップアップしても長く愛用できる、非常にポテンシャルの高いセットです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| サイズ | 4/4、7/8、3/4、1/2、1/4 |
| 重量 | 記載なし |
| 表板素材 | ヨーロッパ産スプルース |
| 裏板・側板素材 | ヨーロッパ産メイプル |
| 製造方法 | 手工製作 |
| 付属品 | 弓(ペルナンブーコ材)、ケース、肩当て、松脂 |
【15〜30万円】長期的に使用したい方におすすめのバイオリン4選
GEWA(ゲバ) Meister II

ドイツの老舗ケースメーカーとしても知られるGEWA社が、日本市場向けに開発した本格的なバイオリンセットです。
最大の魅力は、国内屈指の弦楽器技術者であるマイスター茂木氏の指導のもと、日本の工房で最終的なセットアップが行われている点です。
「日本人の手にしっくりと馴染む」ことを前提に入念な調整が施されており、安定感のある低音と全体のバランスの良さを引き出しています。美しいアンティーク調の仕上げも特徴です。
弓には上級者も好んで使う希少木材「フェルナンブーコ」を採用。さらに、弦(ドミナント)、肩当て(KUN)、松脂(ベルナルデル)が最初からすべて揃っています。
後から高品質なものへ買い替える手間やコストがかからず、最初から最高の環境で練習に打ち込めるバイオリンセットになっています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| サイズ | 4/4など |
| 重量 | 記載なし |
| 表板素材 | スプルース |
| 裏板・側板素材 | メイプル |
| 製造方法 | 中国製造、日本国内で調整 |
| 付属品 | 弓(フェルナンブーコ材)、ケース、松脂(ベルナルデル)、肩当て(KUN) |
ポチップ
Pygmalius(ピグマリウス)
日本の弦楽器業界を牽引する専門店「文京楽器」が、名器ストラディバリウスを研究し尽くして完成させた日本発のブランドです。
王道であるストラディバリウス・モデルの設計思想を忠実に再現しており、透明感のある美しい音色が際立っています。
音を鳴らしやすくするため、柔らかいオイルニスと軽いツゲ材のパーツを使用しており、透明感のある音がスムーズに出せるように工夫されています。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| サイズ | 記載なし |
| 重量 | 記載なし |
| 表板素材 | 記載なし |
| 裏板・側板素材 | 記載なし |
| 製造方法 | オイルニス仕上げ |
| 付属品 | (セットの場合)アルシェ製の弓、ケース、松脂、肩当て、クロス |
ポチップ
J.KUNSTLER(J.クンストラー) THN18 MeisterSET
厳選されたヨーロッパ産の木材を使用し、ドイツの伝統的な工房で職人の手によって作られた完全ハンドメイドのバイオリンです。
通常モデルでは黒檀(エボニー)が使われるパーツに、木目の美しいティントゥル材を採用した特別仕様となっています。
付属する弓もフランス製の良質なものが選ばれており、ドイツ製ならではの芯のある力強い響きと、色彩豊かな音色が楽しめます。
アンサンブルやオーケストラでの演奏を見据えている方にも最適な、ハイグレードなセットです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| サイズ | 記載なし(一般的にフルサイズ) |
| 重量 | 記載なし |
| 表板素材 | 厳選されたヨーロッパ材 |
| 裏板・側板素材 | 厳選されたヨーロッパ材 |
| 製造方法 | ハンドメイド(ドイツ製) |
| 付属品 | 弓(フェルナンブーコ材)、シェル型ケース、肩当て(マッハワン)、松脂、クロス |
AntonPrell(アントンプレル) Prell-S SET
ドイツの名門工房である「ローター・ゼムリンガー(Lothar Semmlinger)」が、日本市場向けに製作しているブランドです。
精巧な作りと確かな技術力により、バイオリンの指導者からも高い信頼を得ています。
弦にはラーセン社の「イル・カノーネ」が張られており、豊かに広がる美しい音色と、音を伸ばした際のふくよかな余韻が特徴です。
初心者でも扱いやすく、楽器のポテンシャルを存分に引き出せる本格派のモデルです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| サイズ | 4/4 |
| 重量 | 記載なし |
| 表板素材 | 記載なし |
| 裏板・側板素材 | 記載なし |
| 製造方法 | ドイツの工房で製作 |
| 付属品 | 弓、三角ケース、肩当て(KUN)、松脂(ベルナルデル) |
バイオリン本体以外に必要なものリスト

バイオリンを演奏するには、本体以外にもいくつかのアクセサリーが必要です。
セット品に含まれているものと、追加で購入すべきものを整理しましょう。
絶対に必要なアクセサリー7点
弓
弦を擦って音を出すための必須アイテムです。セット品に含まれていますが、品質は価格に比例します。
- 安価なセット:ブラジル材(硬くて扱いにくい)
- 中級以上:フェルナンブーコ材(しなやかで音が出やすい)
初心者はセット品の弓で始めて、3〜6ヶ月経ったら弓だけでも良いものに買い替えることをおすすめします。弓を変えるだけで音質が劇的に改善することがあります。
松脂(ロジン)
弓の毛に塗って摩擦を生み出し、音を鳴らすために必要です。セット品に含まれていますが、消耗品なので半年〜1年で買い替えが必要です。
価格は500〜3,000円程度。初心者は1,000円前後のもので十分です。
肩当て
楽器を安定して構えるために肩とバイオリンの間に装着します。プロ・アマチュア関係なく、ほとんどの奏者が使用しています。
体格に合わせて高さを調整できるタイプがおすすめです。
- エベレスト:4000円前後
- KUN:5,700円程度
肩当てのおすすめは以下の記事をチェックしてください
チューナー
正しい音程に調弦するために必要です。初心者は絶対音感がないため、チューナーは必須です。
- スマホアプリ:無料〜数百円(手軽だが精度がやや劣る)
- クリップ式チューナー:1,500〜3,000円(楽器に取り付けて使える)
- 据え置き型チューナー:3,000〜5,000円(精度が高い)
ポチップ
譜面台
楽譜を立てかけて練習するために必要です。折りたたみ式なら持ち運びもできて便利です。
- キクタニ:1,600円程度
- キョーリツ:2,600円程度
- ヤマハ:4,800円程度
ポチップ
クロス(お手入れ用布)
演奏後に楽器を拭くために使います。松脂用と皮脂汚れ用で2枚用意するのが理想です。
松脂、汗、皮脂などが楽器に付着したままだと、音色に影響が出るうえ、楽器の傷みや変形の原因にもなります。日常的なお手入れは欠かせません。
価格は500〜1,500円程度。
ポチップ
ケース
バイオリンを保護し、持ち運ぶために必要です。
セット品に含まれていますが、頻繁に持ち運ぶ場合は軽量で衝撃吸収性の高いケースへの買い替えも検討しましょう。
ケースについてはこちらの記事をチェック!
あると便利なアイテム5点
ミュート(消音器)
音量を下げて練習できます。集合住宅や夜間練習に便利です。
- ゴム製:500〜1,500円(楽器を傷めにくい)
- 金属製:1,500〜3,000円(消音効果が高い)
私が使用しているのはこれ!
ポチップ
ポチップ
予備弦
弦は消耗品で、半年〜1年で交換が必要です。練習中に切れることもあるため、予備を1セット持っておくと安心です。
価格は1セット3,000〜8,000円程度。
バイオリン弦の購入方法についてはこちら♪
加湿器/除湿機
バイオリンは木でできているため、湿度管理が重要です。乾燥しすぎると割れ、湿気が多いとカビの原因になります。
理想的な湿度は40〜60%です。楽器用の小型加湿器・除湿器が便利です。
この商品使っています!
ポチップ
メトロノーム
正しいテンポで練習するために使います。リズム感を養うのに役立ちます。
- 機械式:3,000〜8,000円
- 電子式:2,000〜5,000円
- スマホアプリ:無料〜数百円
メトロノームについては以下をチェックしてください♪
教則本・楽譜
独学で始める場合、教則本があると体系的に学べます。
- 「篠崎バイオリン教本」:定番の教則本、段階的に学べる
- 「新しいバイオリン教本」:大人向け、写真や図が豊富
私はこの教材を使用していました。
まとめ
いろんなバイオリンを紹介してきましたが、私個人としては、迷ったら5万円以上のバイオリンを購入することをおすすめします。
「ちょっと高いかな」と思うかもしれませんが、安い楽器を買って数ヶ月で買い替えるより、最初から適正価格の楽器を選ぶ方が、金銭的にも時間的にも効率的です。
何より、良い楽器で練習すると、美しい音が出る喜びを感じられます。その喜びがモチベーションとなり、上達が早くなるはず。
この記事が、あなたにぴったりのバイオリンを見つける手助けになれば幸いです。
Music Diversityでは、バイオリンに関する情報を定期的に発信しています。
- バイオリンの練習方法
- 音楽教室の選び方
- 楽器のメンテナンス方法
など、初心者から経験者まで役立つ情報を、現役音楽家と音大生の視点からお届けしています。ぜひ他の記事もご覧ください。
音楽教室に迷ったら、現役プロに直接習おう
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